新潟県三条市は25日、燕市との共通返礼品としてふるさと納税にNFTトレーディングカード「燕三条NFT 匠の守護者」を採用したと発表した。
来月18日より三条市と燕市のふるさとチョイス返礼品ページにて寄付申込みが可能になる。楽天ふるさと納税及びふるなびでは来月22日から寄付申込受付が開始されるとのことだ。
同市によると、複数自治体が採用するNFTの共通返礼品は全国初の取り組みになるという。
今回の取り組みは、燕市と三条市の総称である燕三条があらたな世界観へ踏み出し、NFTによって世界とつながり、共に飛躍していく物語の始まりとして採用したという。
「燕三条NFT匠の守護者」は、2019年から株式会社燕三条が販売していたトレーディングカード「燕三条トレカ匠の守護者」をNFT化したものだ。
「燕三条トレカ匠の守護者」は新潟燕三条にある工場を中心としたものづくり関連企業や団体を擬人化し、キャラクターにしたもの。今回、NFT化をするにあたりTales & Tokens社の技術開発により返礼品が実現したという。
発表によると、NFTの所有者には燕三条地域で使えるイベント参加券や飲食店クーポンなどの特典を用意し、観光促進、関係人口増加を図る。現時点では、「飛燕夏祭り参加権利」や「地元民と巡るシークレット工場見学権」などが特典として用意されている。
また、燕三条DAOのDiscordサーバーとも連携し、地域活性化を促進していくとしている。
1キャラのみの寄付額は1万円で、5キャラパッケージの寄付額は5万円となる。いずれもキャラクターはランダムに封入されている。
キャラクターの種類は全30キャラで、シークレットとして2キャラが含まれるコレクションだ。寄付者にはNFTだけではなく、実際のトレーディングカードが封入されたパックももれなく送付されるという。
NFTはポリゴン(MATTC)上で発行され、発行数は来月決定するようだ。
なお、NFTの受け取りにはMetaMask等のウォレットが必要となる。入金が確認され次第ふるさとチョイスに登録しているメールアドレス宛にNFTを受け取るための情報が配信されるため、案内にしたがって手続きをする必要がある。
参考:プレスリリース
画像:三条市