サンリオ×NTT西日本、VTuber「にゃんたじあ!」連動の実証実験を開始

2026/02/02 11:21 (2026/02/02 15:58 更新)
Iolite 編集部
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サンリオ×NTT西日本、VTuber「にゃんたじあ!」連動の実証実験を開始

トラスト技術で推し活を可視化

NTT西日本は2026年1月27日、サンリオおよびClaN Entertainmentと共同で、VTuberプロジェクト「にゃんたじあ!」を起点としたあらたな推し活体験の実証実験を開始した。

舞台となるのは、総来場者数1,000万人超のVR音楽フェス「Sanrio Virtual Festival 2026」である。本実証では、デジタルデータの真正性証明やトレーサビリティを担保するNTT西日本のトラスト技術を活用し、ファンの支援行動を「信頼できる証跡」として可視化・蓄積する点が特徴だ。

推し活市場の拡大と「信頼」の課題

近年、アイドルやキャラクター、VTuberなどを積極的に応援する「推し活」は大きな市場を形成している。一方で、過度な支出や一過性の消費行動に起因するトラブルも顕在化しており、ファンとコンテンツの持続的な関係構築が課題となっていた。


こうした背景からNTT西日本は、ファンの行動履歴を改ざん不可能な形で証明・蓄積することで、安心かつ継続的に推し活を楽しめる環境づくりに着手した。

サンリオは「Sanrio Virtual Festival」や、常設型VRテーマパーク「Virtual Sanrio Puroland」を通じて、デジタル空間におけるIPとファンの関係性構築を進めてきた。両社の方向性が合致したことで、VTuber「にゃんたじあ!」を軸とした共同実証が実現した。

共創型フォトフレームとデジタル証明書

実証実験では、「Sanrio Virtual Festival 2026」連動イベントとして「にゃんたじあ! みんなでつくろう!フォトフレーム」を実施する。ファンはXRコンテンツ販売プラットフォーム「Xマーケット」を通じ、フォトフレームを構成するバルーンや花などの共創パーツを購入できる。これにより、コンテンツを“支える”だけでなく、“ともに作り上げる”体験を提供する。

購入された共創パーツは、イベント会場内のエントランスや「PURO MEET & GREET TERRACE」に設置されるフォトフレームに反映される。あわせて、支援者のニックネームなどを掲出した支援者ボードも設置され、ファンの関与が視覚的に示される。

Verifiable Credentialsによる信頼設計

本取り組みの中核となるのが、NTT西日本独自のトラスト技術と階層型VCを用いたデジタル証明書の発行である。国際標準のVerifiable Credentials(VC)を基盤とし、一意のIDと数量管理機構によって重複や改ざんを防止する。証明書の正当性は、公開された検証ページから誰でも確認可能だ。

このデジタル証明書を保有することで、支援者は自身の推し活実績をSNSで共有できるほか、証明書保有者限定の特典として、VTuber「にゃんたじあ!」メンバーとのVRミート&グリートへの参加権を得られる。なお、利用は13歳以上を対象とし、18歳未満の場合は保護者の同意が必要となる。

実施期間は2026年1月27日から3月20日までを予定。NTT西日本は本実証を通じて、デジタル証明書を活用したファンサービスの満足度や継続性、実用性を検証する考えだ。得られた知見をもとに、ファンとIPがともに成長できるデジタルデータ真正性証明プラットフォームの確立をめざし、日本のコンテンツ産業全体の発展に貢献するとしている。

発表:発表
画像:プレスリリースより引用

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