SBIグループ傘下のSBINFTは30日、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングと提携し、31日より「SBINFT Market」で利用可能にすると発表した。
これにより、SBINFT MarketでPontaポイントを貯めることや、保有する同ポイントを利用してNFTを購入することなどが可能となった。
SBINFTは昨年7月に同社が提供するNFTマーケットプレイスであるSBINFT MarketにおけるPontaポイント利用を含む業務提携に関して基本合意書を締結し、協議を進めていた。この取り組みを通じて、Ponta会員にNFTを手軽に楽しんでもらう機会を提供するとしている。
なお、Pontaポイントを貯めるためにはSBINFT Marketにウォレットを接続し、マイページからPonta会員IDを連携した上でNFTを購入する必要がある。
またPontaポイントは、クレジットカードによる決済の場合、購入金額100円(税込)ごとに1Pontaポイントが付与される。さらに、暗号資産(仮想通貨)による決済の場合はSBINFT MarketでNFTを購入した場合、購入金額3,000円相当以上の購入1件に対して、一律30Pontaポイントが付与されるという。
SBINFTはサービス提携を記念し、条件を満たしたユーザーを対象に「Ponta特別NFT」を配布するなどのキャンペーンも実施するという。
SBINFTとは
SBINFTはNFTマーケットプレイス・SBINFT Marketや、NFTを活用したマーケティングプラットフォーム「SBINFT Mits」を提供している。
SBINFT Marketは、公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、個人活動するアーティストが制作したNFTの一次販売や、利用者が保持しているNFTの二次販売が可能なパブリックチェーンに対応するプラットフォームだ。決済手段として、イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、オアシス(OAS)、クレジットカード(日本円)に対応している。
また、SBINFT Mitsは導入企業やプロジェクトが、自社データとNFTの組み合わせによりロイヤルカスタマーを可視化した上で、その育成や獲得までをワンストップで実現するマーケティングプラットフォーム。
NFTの発行、コミュニティー形成及び運営に役立つ11種の機能により、ファンとダイレクトな関係性を構築し、Web3.0に関する知見がない場合でもNFTプロジェクトを開始して、容易にNFTを活用したマーケティングを行うことができるサービスとなっている。
今回、提携が実現したPontaポイントは、2010年3月からサービスを開始し、現在1億人以上の会員数を有する日本最大級のポイントサービスだ。
大規模なポイント経済圏との連携は、まだNFT等のWeb3.0プロダクトに触れたことのない層がSBINFTを利用する大きな動機となる可能性がある。
参考:発表
画像:発表より引用
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