ソラナ(Solana)を基盤とする次世代オラクルネットワーク「Pyth Network」は1日、独自トークン「PYTH(ピス)」を発行し、ユーザーにエアドロップする計画を発表した。
▶︎Pyth Network概要
エアドロップ対象はソラナのユーザーだけでなく、イーサリアム(Ethereum)、アバランチ(Avalanche)、アービトラム(Arbitrum)、ポリゴン(Polygon)、アプトス(Aptos)、スイ(Sui)、コスモス(Cosmos)など、27のブロックチェーンも含まれる。
現在、コミュニティには75,000を超えるウォレットが存在しており、今回のPYTHのエアドロップはコミュニティに属している全員に行われる予定だ。
エアドロップに割り当てられるPYTHは、「Community and Launch」の配分からのもので、総供給量の最大6%(6億PYTH)が提供される。dApps用の1億PYTH、DeFi参加者によるオンチェーンアクティビティ用の2億PYTH、コミュニティメンバー用の1,000万PYTHが含まれるという。
ユーザーはエアドロップチェックWebサイト を利用し、ウォレットに接続することで、自分の適格性と割り当てられるPYTHの量を確認することができる。
しかし、1日時点では資格のある参加者に対して、エアドロップされる日程については発表されていない。Pyth Network公式のソーシャルネットワークチャンネルをフォローして最新情報を得る必要があるようだ。
Pyth Networkは2021年8月にソラナのメインネットで実装されていたが、独自のネイティブ・ガバナンストークンであるPYTHはローンチ前だった。本プロジェクトの影響もあり、ソラナの価格は急騰している。
先月27日、資産運用企業ヴァンエック(VanEck)社はソラナの評価についてレポートを発表した。同レポートによると、ソラナはイーサリアムとの競争で勝利を収め、金融、銀行業務、決済、メタバース、ゲーム、インフラストラクチャで全面的に利用されるようになるとし、ソラナの価格は2030年までに、現在の約30ドル(約4,500円)から上昇し続け、3,211.28ドル(約48万円)に達する可能性があるとしている。
レポートでは、1億人以上のユーザーを獲得するアプリをホストする最初のブロックチェーンに成長するというシナリオを実際にモデリングしている。
ソラナの次の大型アップデート、「ファイアダンサー(Firedancer)」が実現すれば、ソラナのデータ容量は現在の10倍以上になるという予測も市場の好感を受けているようだ。
参考:発表 画像:公式サイトから引用