暗号資産(仮想通貨)取引サービス「WhaleFin」を運営するAmber Japanは1日、同日付けで社名をS.BLOX株式会社に変更し、サービスをリニューアルすると発表した。
また、昨年8月にソニーグループ子会社であるQuetta Web社を通じてS.BLOX社の買収が行われていたことを明らかにした。これにより、ソニーが本格的に暗号資産業界へ参入したこととなる。
同社は今後、ソニーグループの一員として、グループの多様な事業と連携し、暗号資産取引サービスにおけるあらたな付加価値創出に取り組んでいくと述べている。
発表によると、現在提供されているWhaleFinのリニューアルでは、UI画面のデザイン改善刷新に加え、新アプリのリリースを予定しているという。リニューアル後は対応通貨や機能のさらなる拡充を計画しているようだ。
Web3.0領域に注力
ソニーはこれまでにもWeb3.0領域へ注力する姿勢を示している。
昨年9月には、日本発パブリックブロックチェーンであるアスターネットワーク(Astar Network)のスターテイルラボ(Starrale Labs)と独自ブロックチェーンの開発を目的とした合弁会社を設立すると発表。
また、Web3.0エンターテインメント領域向けのスマートフォンアプリとして「Sony Bank CONNECT(ソニーバンク・コネクト)」のリリースや、ゲーム等での使用を想定したステーブルコイン発行の実証実験を開始するなど、多角的に事業展開を行う姿勢を示している。
参考:発表
画像:Shutterstock
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