ソニーネットワークコミュニケーションズとアスターネットワーク(Astar Network)のファウンダーである渡辺創太氏率いるスターテイルラボ(Starrale Labs)は12日、独自ブロックチェーンの開発を目的とした合弁会社を設立すると発表した。
今月中旬にも新会社としてSony Network Communication Labs Pte.Ltdを設立する。新会社ではブロックチェーンの力を最大限に活用し、Web3.0キラーユースケースの創出に向け、グローバルインフラとなるブロックチェーンの開発を目指す。
シンガポールに拠点を構え、チェアマンにはソニーネットワークコミュニケーションズ社長の渡辺潤氏が就く。資本金は100万シンガポールドル(約1億円)だ。
スターテイルラボの渡辺氏はX(旧Twitter)で「歴史的な1日」とコメントし、プレスリリースでは、両者が保有するアセットや知見を持ち寄り「Web3.0の次のトレンドとタイミングをしっかり見極め世界で挑戦する」と意気込みを語った。
また、ソニーネットワークコミュニケーションズの渡辺氏は、これまでソニーネットワークコミュニケーションズが培ってきた知見とスターテイルラボのWeb3.0に関する知見及び技術力を融合し、「Web3.0時代を支えるグローバルインフラとなるブロックチェーンを創っていきたい」と述べた。
ソニーネットワークはインターネットサービス事業者として1995年に設立。高速光回線サービス「NURO光」を始めIoT・AI事業等を手がける
スターテイルラボは今年1月に設立された企業で、dAppsやインフラ開発を行う。同月には日本で子会社のスターテイルラボ・ジャパン(Startale Labs Japan)を設立しており、Web3事業開発と事業コンサルティングを展開する。
今年6月、スターテイルラボはソニーネットワークコミュニケーションズより約5億円の資金調達を行ったことを明らかにしていた。
参考:発表
画像:発表より引用