MMD Labo社が運営するMMD研究所は25日、「2023年暗号資産に関する調査」の結果を発表した。その結果、暗号資産(仮想通貨)取引所の利用経験は10.8%で、利用したサービス上位は「メルカリのビットコイン取引サービス」「楽天ウォレット」「bitFlyer」であった。
予備調査では、20歳~60歳の男女30,000人、本調査では暗号資産取引サービス利用経験者1,600人に対して11月24日~29日の間に実施した。
暗号資産取引所について「知っているサービスがある」と答えた回答者は29.1%で、利用経験者は全体で10.8%となった。また、性年代別で最も利用経験があるのは男性が20代で21.4%、その次が30代で20.6%と若い世代が多数を占めた。
利用経験のある暗号資産取引サービス上位は、「楽天ウォレット」「bitFlyer」「コインチェック」であった。内訳としては、楽天ウォレットが27.5%でトップとなり、次いでbitFlyerが23.1%、コインチェックが19.8%だった。
▶︎引用元:MMD研究所
2023年に暗号資産取引所を利用開始した1,728人を対象に、2023年に利用開始したサービスを聞いたところ「メルカリのビットコイン取引サービス」が27.4%と最も多く、次いで「楽天ウォレット」が24.2%、「bitFlyer」が11.3%となった。
さらに、暗号資産取引所サービスの利用歴が1年未満と回答した1,675人を対象に、利用した経験のあるサービスを聞いたところ、「楽天ウォレット」が26.9%と最も多く、次いで「メルカリのビットコイン取引サービス」が20.8%、「bitFlyer」が12.0%だった。
▶︎引用元:MMD研究所
ポイント投資が利用のきっかけに
予備調査から抽出した暗号資産取引所サービス利用経験者1,600人を対象に、利用を始めたきっかけについて調査したところ、楽天ウォレット、メルカリのビットコイン取引サービスは「ポイントで購入できた」ことが1位となった。
bitFlyer、コインチェック、GMOコイン、SBI VCトレード、ビットバンクについては「投資に興味があった」、DMM Bitcoinは「広告をみて興味をもった」がそれぞれトップとなった。
▶︎引用元:MMD研究所
また、暗号資産取引サービス利用経験者を対象に暗号資産取引所サービスの満足度を「利用開始のしやすさ」「アプリの使いやすさ」「セキュリティ」「サポート体制」「入金のしやすさ」の5項目についても調査を行った。「利用開始のしやすさ」「アプリの使いやすさ」は「メルカリのビットコイン取引サービス」、「セキュリティ」「サポート体制「入金のしやすさ」は「DMM Bitcoin」がそれぞれトップとなっている。
▶︎引用元:MMD研究所
参考:調査結果
画像:Shutterstock
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