YGG Japanは、ゲーム特化型レイヤー3ブロックチェーン「KATANA」を国内最大級のクリプトカンファレンス「IVS Crypto 2024 KYOTO」で発表した。
KATANAプロジェクトは、Starknetのゼロ知識証明(ZK)技術と、ゲーム開発の定番言語Luaを統合したレイヤー3ソリューションだ。KATANAは正式にStarknetとパートナーシップを締結している。
KATANAのプロダクトチームは日本のゲーム制作やIPの活用に長年の経験と知識を持っているという。IPの強みを活かしたコンテンツを世界に発信することを目指す。
KATANAはその目標を実現するため、トランザクションの速度と強固なセキュリティに加えて、ゲーム開発を容易にするさまざまなシステムを提供する。先進的な技術基盤KATANAを活用することで、ゲーム開発者は従来の技術的制約から解放される。今後はより迅速かつ効率的に革新的なゲームを開発することが可能になるという。
YGG Japanの新事業、プロジェクト「KATANA」については、国内最大級のクリプトカンファレンス「IVS Crypto 2024 KYOTO」内Web3.0 Entertainment Zone「SHAKE!」において、YGGから全容が発表された。
ゲーム開発言語「Lua」を活用
KATANAでは、ゲーム開発で定番の言語「Lua」を活用している。これにより、開発者が感じるブロックチェーンに対する障壁を取り除く狙いがあるようだ。
Luaの軽量性と柔軟性は、多くのゲームエンジンやプロジェクトに支持されている。スクリプティングとカスタマイズの強みがゲーム開発者に人気の理由であり、ゲームのMOD開発にも広く利用されている。
最近は「フルオンチェーンゲーム」や「オートノマスワールド」と呼ばれる新形態のブロックチェーンゲームが増えている。KATANAはブロックチェーンを活用したあたらしいゲーム開発への挑戦をサポートする。
レイヤー3の特徴として高スケーラビリティ、低コスト、高速トランザクション処理、高度なセキュリティを備えている。また、ZK-Rollupに最適化されており、EVMとも連携可能な独自の実行環境「KATANA CairoVM」の実装により、大規模なゲーム開発に対応している。
参考:KATANA Project、YGG 公式Xアカウント
画像:発表より引用
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