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【NEWS】DEAが「電力アセットNFT」を活用した社会貢献ブロックチェーンゲームを開発へ

Iolite 編集部
2023/03/30

シンガポールに拠点を置くNFTゲーム開発・運用企業のDigital Entertainment Asset Pte.Ltd(DEA)は31日、Greenway Grid Global Pte.Ltd(GGG)と「電力アセットNFT」を活用したブロックチェーンゲームの検討に伴うMOUを締結したと発表した。

GGG社は東京電力パワーグリッド株式会社(東電PG)、中部電力株式会社、株式会社ICMG Partnersの3社がシンガポールを拠点に設立した合弁会社。

今回発表された「電力アセットNFT」は東電PGがリクルート向けに発行している「鉄塔カード」をベースにして制作したNFTコレクションで、4月3日から販売する。

電力アセットNFT制作について東電PGは、同社が都心から山間部まで面的に保有している電力アセットのなかから景色と調和した設備の写真と、それぞれのアセットが持つストーリーを提供することで、電力アセットの魅力を発信するとしている。

あわせて、電力業界全体のリクルート活動などの支援につなげていくと述べる。

また、DEAとGGGは行政やインフラ企業が抱える設備の経年劣化や人材不足による点検・巡視業務に関する課題に対し、地域コミュニティの力を借りながらWeb3.0の技術を活用したあらたなゲームを開発検討しているという。

コンセプトとして「“共に”」をあげ、ゲームを楽しみながらも行政やインフラ企業が持つさまざまなアセットの点検・巡視業務を、ゲームを通じて一部代行することを目指すとしている。

発表によれば、両者があらたに開発するのはPlay to Earn型のブロックチェーンゲームで、「電力アセットNFT」をゲーム内でアイテムとして組み合わせることにより、ゲームをさらに楽しむことができる仕組みも検討しているという。

ゲームを楽しみながら社会貢献することができるだけでなく、獲得したトークンでも楽しむことができるなど、ユーザーのゲーム世界での活躍とリアルな世界をつなげるものになると説明した。

両者はあらたなブロックチェーンゲームの開発に向けて協業し、サステナブルな社会の実現のため、詳細な検討を進めていく。その後、2024年度の日本国内での試験運用を目指す。

DEAは2018年8月にシンガポールで設立されたWeb3.0エンターテインメント企業。GameFiプラットフォーム「PlayMining」やNFTマーケットプレイス「Play Mining NFT」、メタバースプロジェクト「PlayMining Verse」のほか、自社発行の暗号資産「DEAPcoin」の運営等を行っている。

参考:DEAプレスリリース東電PGプレスリリース

画像:DEA プレスリリースより

Iolite 編集部