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【NEWS】STEPN、「Apple Pay」への対応を発表 参入障壁を大幅に引き下げへ

Iolite 編集部
2023/05/22

Move to Earnゲーム「STEPN」は22日、米アップル(Apple)社が提供する決済サービス「Apple Pay」に対応したと発表した。これにより、ユーザーはApple PayでNFTスニーカー等を購入することが可能となった。

これまではSTEPNのNFTスニーカーを入手するために暗号資産ウォレットを準備する必要があったが、今回Apple Payに対応したことで、参入障壁が大きく引き下げられた形となる。

なお発表によれば、Apple Payに対応したブロックチェーンゲームアプリはSTEPNが初めてだという。

発表では、「今回の成果はWeb3.0エコシステム全体にとって重要な一歩となる」と強調。その上で、「Web2.0とWeb3.0の架け橋となる重要なステップであり、Web3.0の技術を採用する機会が世界規模で加速する」と述べた。

Apple PayでSTEPNのアイテムを入手する場合、まず「SPARK」と呼ばれるポイントを購入する必要がある。1ドル=10 SPARKとなっており、ユーザーはこのSPARKでNFTスニーカーやアイテムを購入することが可能だ。

STEPNを開発するFind Satoshi Lab(FSL)の共同設立者であるヤン・ロン(Yawn Rong)氏は、Apple Pay への対応がWeb2.0とWeb3.0における技術間のギャップを埋める取り組みだとし、「次の1億人のユーザーにWeb3.0の技術を提供するための重要なステップだ。私たちは数千から数百万人のアクティブユーザーを獲得してきた経験豊富なチームを通じて、これを実現することができると確信している」と語った。

また、同じく共同創業者であるジェリー・ホワン(Jerry Huang)氏も「ユーザー体験をよりシームレスにし、Move to Earn興味を持つすべての人にとっての参入障壁を取り除くことを可能にする」と述べている。

Appleではアプリ内での課金やNFTの送受信時に生じるガス代から30%の手数料を徴収する通称「アップル税」が企業に対し大きな重荷にとなっている。

実際、昨年には米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)が提供するiOS版のコインベースウォレット(Coinbase Wallet)において、NFTの送信機能を停止する対応が取られている。

STEPNのアプリ内マーケットプレイスも同様の理由から機能が停止していたが、今回Apple Payへの対応を行なったことで復活したようだ。

参考:発表STEPN公式Twitter

画像:Shutterstock

Iolite 編集部