OKJ、CryptoTimesに並び本イベントを主催するタンジェム(Tangem)からは、APAC BD Asia-Pacific Partnership manager Dasha Jan監修の元、コミュニティマネージャー Japan&assistant managerのArtificer mami☆氏が登壇した。
タンジェムは2017年に設立され、2018年以来、200万以上のウォレットを提供してきたウォレット企業。EAL6+認証の最高セキュリティチップを搭載し、カード型とリング型のコールドウォレットは、デザイン性とセキュリティの両面で多くのユーザーから高い支持を集めている。
mami☆氏によれば、2024年の暗号資産の普及率はおよそ6.8%、人口にして5億6,000万人に達しているという。さまざまな地域で暗号資産が普及する一方で、セキュリティ面が今後の課題になると指摘する。
特に懸念している事項として、ハードウェアウォレットの普及が進んでいないことをあげている。その要因として、初心者にとってハードルが高かったり、コスト面で高額に感じてしまうところなどを列挙した。また、利便性と安全性のバランスも大きなポイントだろうと続けた。
こうした課題を解決するためには、シンプルで使いやすい設計であることが重要だと述べる。シードフレーズの設定をしたり、製品によっては充電が必要であること、そして持ち運ぶことにより紛失するリスクなど、ハードルに感じる要素を減らすことでハードウェアウォレットの普及率が向上し、ひいてはセキュリティも向上すると語った。タンジェムは、こうした課題に対応したウォレットだと自信を覗かせる。
まず、タンジェムのウォレットはNFC(近距離無線通信)でアプリと連携し使用する。これにより、従来のハードウェアウォレットと違い、ウォレット自体を充電する必要がない。さらに、ウォレットのセットアップやバックアップなどに要する時間はわずか3分だとし、煩雑に感じてしまうシードフレーズの管理も不要であることから、初心者でも利用しやすい点を強みとしてあげている。さらに、アプリ内でステーキングやプロジェクトの公式情報が追えるなど、ワンストップでWeb3.0に関連した幅広い活動が行えると説明した。
また、タンジェムは暗号資産を日常生活に取り入れるために、現在Visaと提携して「タンジェムペイ(Tangem Pay)」という決済サービスの開発に取り組んでいる。タンジェムペイではさまざまな暗号資産はもちろん、ステーブルコインや法定通貨に対応する予定だとし、日常生活での暗号資産決済を促進するという。こちらは2025年に正式サービスを開始する予定だと述べている。
なお、タンジェムに関する問い合わせは、下記XのQRコードから直接担当者に行うことができる。気になることなどがあれば下記より問い合わせいただきたい。