TOYOTA GAZOO Racing × SNPITが提案する、あたらしいモータースポーツの楽しみ方

2025/06/19 10:00 (2025/06/19 13:39 更新)PR
Iolite 編集部
文:Noriaki Yagi
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TOYOTA GAZOO Racing × SNPITが提案する、あたらしいモータースポーツの楽しみ方

「TOYOTA GAZOO Racing」のあらたな挑戦

2025年6月15日、東京・日比谷の「LEXUS MEETS」にてSNPIT×TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)コラボイベントが開催。本イベントはTGR、日本レースプロモーション、ROOKIE Racing、そして報酬がもらえるカメラアプリ「SNPIT(スナップイット)」の共催によって実現されたものである。

SNPIT×TOYOTA GAZOO Racing collaboration event image1

会場には実際のフォーミュラカーが展示され、来場者はSNPITを使って“リアルなマシンを自らの視点で撮る”というあらたな観戦スタイルを提案。SNPITユーザーをはじめ、モータースポーツファン、パートナー企業関係者など、幅広い層の参加者が集まった。

SNPIT×TOYOTA GAZOO Racing collaboration event image2

開会の挨拶では、SNPITを開発する株式会社GALLUSYS(ガルシス)代表者の大塚氏が本イベントが特別なロケーションで実現できた喜びと関係者への感謝を語り、「オフラインでつながる貴重な機会をぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。

ゲームやデジタルでモータースポーツの楽しみ方を再定義

SNPIT×TOYOTA GAZOO Racing collaboration event image3

TGRは、これまで「もっといいクルマづくり」を掲げてモータースポーツ活動に取り組んできた。そのTGRが、今回あらたなチャレンジとして発表したのが、スマートフォン写真ゲームアプリSNPITとのコラボレーション。

この取り組みは、モータースポーツの楽しみ方を「観る・応援する」からさらに拡張し、「撮って、参加して、共有する」というあたらしい形へと導くものだ。ゲームやデジタル技術を通じて、より多くの人々にモータースポーツの魅力を伝えるための、あたらしい試みが始まっている。

自らの視点でマシンや空間を切り取り、SNPITの世界で発信することで、日常の延長線上にモータースポーツを感じられる体験が実現。デジタル写真が“作品”として機能することで、ファンとの接点はより深く、より能動的になり得る。

この体験を通じて、モータースポーツに対する個別の“推し”や楽しみ方が自然に育まれていくだろう。観戦者が「ファン」から「表現者」へと変化するあたらしい価値の創出が期待される。

SNPITとは?

SNPIT  image

SNPITは、スマートフォンのカメラを使って暗号資産(仮想通貨)を獲得できる革新的なブロックチェーンゲームである。「Snap to Earn(スナップ・トゥ・アーン)」というユニークな報酬モデルを採用しており、ユーザーが日常の風景や特別な瞬間を写真に収めることで、暗号資産「SNPT」を得ることができる。

このゲームの核となるのが「カメラNFT」だ。ユーザーは自分のNFTカメラを使って撮影を行い、その写真のクオリティや構図、コンセプトなどによって報酬が決まる。NFTカメラはアップグレードも可能で、性能が向上することで、より高額なトークン報酬が見込める。これにより、単なる写真撮影アプリではなく、戦略的に成長を楽しめるNFTゲームとしての要素が際立っている。

また、SNPITにはほかのユーザーとのバトル機能も搭載されており、撮影した写真を使って競い合うことが可能だ。写真の出来栄えが勝敗を左右し、勝利した場合は追加のトークン報酬が手に入る。この機能は、ユーザー同士の交流と競争を生み出し、ゲーム体験の奥行きを深めている。

SNPIT×TOYOTA GAZOO Racing collaboration event image4

さらに、SNPITのもう1つの魅力は、環境や文化への意識を高める点にある。ユーザーが撮影する対象は、地域の自然や文化遺産なども含まれ、ゲームを通じて「美しいものを記録し、残す」という行為が自然と促される仕組みになっている。これにより、エンターテインメント性だけでなく、美意識の再評価を促すような社会的意義を持った活動としても評価されつつある。

現在、SNPITは日本を含むアジア圏での展開を強化しており、今後は企業とのコラボレーションやリアルイベントの開催など、多面的なマーケティング戦略を通じてユーザー層の拡大を図っていく方針だ。グローバル展開にも意欲的であり、写真とブロックチェーン技術を融合させたあらたなエコシステムの構築を目指している。

写真撮影という身近な行動に、暗号資産による報酬やコミュニティ体験、さらには社会貢献という付加価値を与えるSNPITは、Web3.0時代における注目のdAppsの1つといえるだろう。

スーパーフォーミュラのベールが明かされる瞬間

続いて披露されたのは、国内最高峰レース「スーパーフォーミュラ」に参戦する実車である。会場の視線が集まるなか、フォーミュラカーのベールが取り払われると、観客からは驚きと感嘆の声が上がった。艶やかなカラーリングと空力を徹底的に追求した独特のフォルムは、街中ではまず目にすることのない異次元の存在感を放っていた。

ROOKIE Racing image

この車両の特性や構造についての解説に続いて、登壇したのは参戦チームの1つ、ROOKIE Racingのメンバー。チームの背景や設立の経緯、そして活動拠点である富士スピードウェイ近郊の最新鋭ガレージの紹介を交え、モータースポーツに対する情熱を語った。

“魅せるガレージ”という開かれた挑戦

ROOKIE Racingは、トヨタ自動車の会長・豊田章男氏が設立した新興チームであり、「魅せるガレージ」というユニークな方針を掲げている。ガレージは一般来場者に無料で公開され、プロチームの日常的なメンテナンス風景を目の前でみることができる。モータースポーツの敷居を下げ、より多くの人々にその魅力を伝えたいという想いが、こうした取り組みの背後にある。

race ambassador image1
左:初澤彩花 右:瀬野ユリエ

この日の会場にも、ROOKIE Racingを応援する公式アンバサダー「ルーキープリティ」初澤彩花氏と瀬野ユリエ氏の2名が登場し、来場者と共に写真撮影や交流を行った。セッションタイムには参加者がシールの色ごとに分かれ、フォーミュラカーとの記念撮影やアンバサダーとのふれあいを楽しんだ。

race ambassador image2
左:初澤彩花 右:瀬野ユリエ

TGR仕様の限定カメラアイテム

TOYOTA GAZOO Racing × SNPIT

イベントの中盤では、TGRとSNPITによるあらたなNFTコラボレーションの発表が行われた。6月27日より、限定300個の「ジェネシスカメラNFT」が販売開始されるという。

今回のコラボレーションを記念して、SNPIT内ではTGRの世界観を反映した特別仕様の「カメラアイテム」が登場した。赤・白・黒を基調としたこのNFTには、SNPITのアプリ内でのズーム機能や、ポイント獲得倍率のアップ、さらにはTGR主催イベントへの優先参加権といった特典が付属する。

また、第1弾のフィジカル連動企画として、7月19日に開催されるスーパーフォーミュラ現地観戦ツアーが設定されており、抽選で20名が無料で招待される。プロカメラマンによる撮影講座といった特別体験も含まれており、ファンにとって垂涎の内容となっている。

【NFT販売詳細】

デザイン:TGRカラー(赤・白・黒)を基調としたカメラストラップ&カメラスキン  
ユーティリティー:ズーム機能は最大5倍(※ストラップと重複不可)。カテゴリ「CAR」または「HUMAN」でメインバトルに勝利すると、獲得STPが1.3倍にアップ。
数量:限定300個  
決済方法:POLまたはクレジットカード
価格:30,000 円相当(税込)  
発売日:2025年6月27日(金)20時販売予定  

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モータースポーツの世界へ

Yuki Goto image
きのちゃん(後藤佑紀)

日本レースプロモーションからは、SUPERFORMULA公式カメラアシスタントのきのちゃんこと後藤佑紀氏が登壇し、スーパーフォーミュラの歴史と魅力について解説がなされた。1973年から続く同カテゴリーは、中嶋悟氏や佐藤琢磨氏ら多くの名選手を輩出してきた国内最高峰のレースであり、その迫力は一見の価値がある。7月の富士スピードウェイでの開催では、今回のNFT所有者によるツアーも重なることから、さらなる熱狂が期待されている。

まとめ:モータースポーツとテクノロジーが融合した、記憶に残る一日

SNPIT×TOYOTA GAZOO Racing collaboration event image6

本イベントは、モータースポーツというリアルな熱狂とデジタルの最先端が見事に融合した、極めてユニークな取り組みであった。TGRをはじめとするモータースポーツの現場からの迫力ある実車展示、ROOKIE Racingによる“魅せるガレージ”という開かれた思想、そしてSNPITのNFTカメラによる参加型体験が絶妙に組み合わさり、来場者に強いインパクトを与えた。

さらに、撮影会やアンバサダーとの交流、NFTの新作発表といったコンテンツも充実しており、参加者が「観る」「知る」「撮る」「繋がる」といった多面的な体験を通じて、モータースポーツとデジタル技術への興味を深める機会となった。

単なるファンイベントにとどまらず、リアルとバーチャルの未来的な接点を提示する場として、このイベントはあらたな可能性を大いに感じさせるものだった。今後の展開にも期待が高まるなか、今回の体験は、来場者の記憶に深く刻まれたに違いない。

展示車両のディテールや構造美に注目しながら、自分だけの1枚を探す来場者の姿が印象的であった。撮った写真はその場でSNPITに投稿することができ、モータースポーツと日常が交差するような新鮮な空気が会場を包んだ。

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