2025年6月15日、東京・日比谷の「LEXUS MEETS」にてSNPIT×TOYOTA GAZOO Racing (以下、TGR)コラボイベントが開催。本イベントはTGR、日本レースプロモーション、ROOKIE Racing、そして報酬がもらえるカメラアプリ「SNPIT(スナップイット)」の共催によって実現されたものである。
会場には実際のフォーミュラカーが展示され、来場者はSNPITを使って“リアルなマシンを自らの視点で撮る”というあらたな観戦スタイルを提案。SNPITユーザーをはじめ、モータースポーツファン、パートナー企業関係者など、幅広い層の参加者が集まった。
開会の挨拶では、SNPITを開発する株式会社GALLUSYS(ガルシス)代表者の大塚氏が本イベントが特別なロケーションで実現できた喜びと関係者への感謝を語り、「オフラインでつながる貴重な機会をぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。
ゲームやデジタルでモータースポーツの楽しみ方を再定義 TGRは、これまで「もっといいクルマづくり」を掲げてモータースポーツ活動に取り組んできた。そのTGRが、今回あらたなチャレンジとして発表したのが、スマートフォン写真ゲームアプリSNPITとのコラボレーション。
この取り組みは、モータースポーツの楽しみ方を「観る・応援する」からさらに拡張し、「撮って、参加して、共有する」というあたらしい形へと導くものだ。ゲームやデジタル技術を通じて、より多くの人々にモータースポーツの魅力を伝えるための、あたらしい試みが始まっている。
自らの視点でマシンや空間を切り取り、SNPITの世界で発信することで、日常の延長線上にモータースポーツを感じられる体験が実現。デジタル写真が“作品”として機能することで、ファンとの接点はより深く、より能動的になり得る。
この体験を通じて、モータースポーツに対する個別の“推し”や楽しみ方が自然に育まれていくだろう。観戦者が「ファン」から「表現者」へと変化するあたらしい価値の創出が期待される。
SNPITとは? SNPITは、スマートフォンのカメラを使って暗号資産(仮想通貨)を獲得できる革新的なブロックチェーンゲームである。「Snap to Earn(スナップ・トゥ・アーン)」というユニークな報酬モデルを採用しており、ユーザーが日常の風景や特別な瞬間を写真に収めることで、暗号資産「SNPT」を得ることができる。
このゲームの核となるのが「カメラNFT」だ。ユーザーは自分のNFTカメラを使って撮影を行い、その写真のクオリティや構図、コンセプトなどによって報酬が決まる。NFTカメラはアップグレードも可能で、性能が向上することで、より高額なトークン報酬が見込める。これにより、単なる写真撮影アプリではなく、戦略的に成長を楽しめるNFTゲームとしての要素が際立っている。
また、SNPITにはほかのユーザーとのバトル機能も搭載されており、撮影した写真を使って競い合うことが可能だ。写真の出来栄えが勝敗を左右し、勝利した場合は追加のトークン報酬が手に入る。この機能は、ユーザー同士の交流と競争を生み出し、ゲーム体験の奥行きを深めている。
さらに、SNPITのもう1つの魅力は、環境や文化への意識を高める点にある。ユーザーが撮影する対象は、地域の自然や文化遺産なども含まれ、ゲームを通じて「美しいものを記録し、残す」という行為が自然と促される仕組みになっている。これにより、エンターテインメント性だけでなく、美意識の再評価を促すような社会的意義を持った活動としても評価されつつある。
現在、SNPITは日本を含むアジア圏での展開を強化しており、今後は企業とのコラボレーションやリアルイベントの開催など、多面的なマーケティング戦略を通じてユーザー層の拡大を図っていく方針だ。グローバル展開にも意欲的であり、写真とブロックチェーン技術を融合させたあらたなエコシステムの構築を目指している。
写真撮影という身近な行動に、暗号資産による報酬やコミュニティ体験、さらには社会貢献という付加価値を与えるSNPITは、Web3.0時代における注目のdAppsの1つといえるだろう。