Asia Web3 Alliance Japanは、アジア全域から260以上の企業や個人が参加する団体で、国際的なビジネス機会と日本市場(政府および企業セクターを含む)との懸け橋となることを目指す団体。アジア及び日本でのWeb3.0業界の協力、成長、革新を促進し、戦略的なパートナーシップの機会を提供するとともに、市場参入支援やWeb3.0業界の規制及び教育に関する活動を行っている。
まず「グローバルブロックチェーンエコシステムにおける日本の役割」と題したセッションでは、Ava Labs Head of Japanの平田路依氏と、一般社団法人Japan Blockchain Weekの絢斗優氏が登壇。このセッションではグローバルなブロックチェーンエコシステムにおける日本の優位点、また日本の規制がブロックチェーンの普及にどのような影響をもたらすのかなどが語られた。
NEURON X(Laplace)CEOの廣田裕介氏は「Democratize luxury real estate ownership through innovation(イノベーションを通じて、世界中のラグジュアリーアセットの所有を民主化する)」を掲げる。Laplaceは、これまで一部の富裕層しかアクセスできなかった高級不動産を誰でも小口で投資・所有できるプラットフォームを展開している。廣田裕介氏は「流動性不足」「取引の複雑さ」といった従来の不動産投資の構造的課題を指摘し、Laplaceがそれをブロックチェーンのテクノロジーによって解決することを強調した。現在、数億ドル規模のトークン化を進行しており、シードラウンドで資金調達中だ。