イベント開始に先立ち、WeCreate3代表の雨蛙氏から同団体の説明が行われ、「IVSの流れを経て楽しんでもらいたい」という趣旨の言葉が語られた。また、その後はスポンサーである博報堂キースリーのCEOである重松俊範氏が自社の事業を紹介。同社では改めてウォレットに注力しつつ、ターゲティングに焦点を当てた事業展開を行うという。
その後開始した第1部のトークセッションでは、RainbowChain CEOの雨弓氏、Questry取締役の岡山佳孝氏、重松氏、そしてIolite編集長の八木紀彰が登壇した。
最初のテーマとしてあがったのは、主題でもある「Web3業界に入ったきっかけ」について。
雨弓氏は2017年頃に業界へ足を踏み入れたとし、「暗号資産を触っていたらいつの間にかここにいた」と語る。暗号資産に触れる過程で暗号資産取引所などでの勤務や、ブロックチェーン関連事業等に携わるなど、密な時間を過ごしたようだ。
続く岡山氏は、新卒でVCへ入社した後、数々のプロジェクトに携わってきたとし、その過程で現在著名なWeb3.0系企業の創業者らとも関係を持ち始めたと語る。当時、あたらしいものへの興味はあったものの、やはり不安は尽きず、特に暗号資産のボラティリティの激しさには頭を悩ませたようだ。
それでも、「Web2.0だろうがWeb3.0だろうが、どちらにしてもいつか会社が潰れる可能性があることに変わりはない」と考え、興味のある領域に踏み切ろうと思い現在に至るという。
八木は自らがWeb3.0業界に足を踏み入れた背景について、「ブロックチェーンで課題解決したい領域があったから」と語る。
飲食及びアミューズメント業界等でさまざまな経験してきた過程で、既得権益化してしまっている部分や改善の見通しが立っていない仕様を変えられる技術としてブロックチェーンに着目し、最も近い環境で学ぶべく足を踏み入れた。
最後に重松氏は、これまでメタバースに注目してきており、その際にDAOや暗号資産の要素も必要だと考えWeb3.0領域に進出したと述べる。
▶︎左から・博報堂キースリー・重松氏、Iolite・八木、Questry・岡山氏、RainbowChain・雨弓氏