4月パリ。今回、さまざまなメディアにおけるご意見番として、みかけない日はないあの方へ取材できる機会をいただいた。
Web3.0の未来を理解するには、理想論だけを抱えてやみくもに進めない。 熱狂と不信が入り混じる今、その本質をどう捉えるべきか。
今回のクリプトジャーニーでは、現代社会に鋭い視点で切り込み、多くの人に影響を与えてきた論客・ひろゆきさんにお話をうかがい、暗号資産とのかかわりから、Web3.0の問題点、若者支援の想いやウルフプロジェクトにかかわった背景、そして「信頼できるプロジェクト」の見極め方について、飾らない言葉で語ってもらった。
ナガトモ:メディアでは “ 論破王 ” とも称されていますが、 そもそも物事を論理的に考える力は、どのような経験や 環境のなかで磨かれたのでしょうか?
ひろゆき:普通に生きてきて普通に仕事をしていたら、論理的になった方が得だよね、というだけで、特定の何かがあってという感じではないですよね。
赤ちゃんの頃とか子供の頃とかは感情で動いていると思うんですけど、社会に出ていってだんだんと論理思考が培われていったので、特定のタイミングなどではないですね。
ナガトモ:論理的な議論をするにあたっては、膨大な知識のインプットも欠かせないと思います。ひろゆきさんは、普段どのようにして情報を収集されていますか?
ひろゆき:説得力にとって知識は必要なんですけれど、論理的に考えるのと知識というのは関係ないですよ。論理的に考えるというのは「1+1=2」なので、別に知識量との関係はなく、まったく別の話になります。
ナガトモ:知識のインプットについて普段はどのようにされているのですか?
ひろゆき:特定の何かの情報を得ようとして何かを調べているのではなく、ネットをみたり普通に生活をしているだけです。
ナガトモ:日常生活や人生に「論理思考」を取り入れると、どのようなメリットがあると感じますか?
ひろゆき:感情だけで生きている人もいるし、人によるんじゃないですかね。クリエイティブな人はむしろ論理より感情で動いた方が良いですし、たとえばプログラマーだとそもそも論理的な思考がないとプログラムは書けないですよね。
物事の捉え方と、論理的な考え方は別の話なので、それをなんでごっちゃにするのかが僕はわからないです。
