
ビットコインは今週、連日で年初来最安値を更新する展開となった。事の発端は、トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に、タカ派として知られるケビン・ウォーシュ氏を指名したことだった。
これにより、これまで金融緩和方向を織り込んでいた市場全体に動揺が広がり、リスク資産に対する警戒感が急速に高まった。
その後、安全資産とみられていたゴールドが46年ぶりの下落率を記録したことを契機に、ハイテク株を中心として株式市場が下落し、暗号資産市場にも損失補填売り圧力(クロスアセットのデレバレッジ)が波及した。
結果、ビットコイン価格は60,000ドル付近まで急落した。
また、ホワイトハウスで協議されていた「クラリティー法案(暗号資産の規制枠組み)」が合意に至らなかったとの報道も、下押し要因となった。規制の先行きに対する不透明感から投資家心理が冷え込み、価格下落に拍車をかけている。
