私たち株式会社NFTMediaは、「世界を繋ぎ、可能性を最大化する」というミッションのもと、NFTの可能性と価値を社会に広め、努力が正当に評価される世界を創るために活動しています。本連載では、NFT/Web3.0領域における最新トレンド情報や活用事例、業界の展望について、専門メディアとしての知見を読者の皆様にお届けします。
第1回となる今回は、NFT専門メディアである『NFT Media』が誕生した背景と理念、そして私たちが描く未来ビジョンについてご紹介します。
株式会社NFTMediaは、日本国内最大級のNFT専門メディア『NFT Media』を運営する企業です。2021年7月にメディアが誕生し、2024年5月に株式会社化されました。私たちは、NFTに関する情報発信を中心にした「メディア事業」と、企業のNFTビジネスをサポートする「NFTビジネス支援事業」の2つを柱に活動しています。これらの事業を通じて、多様なアプローチでNFTの普及・啓発に取り組んでいます。
なぜNFTなのか?
私がNFTに関心を持ったのは2021年の春頃、「140万円の値を付けた靴のデジタル画像がわずか9分で完売」という衝撃的なニュースを目にしたことがきっかけでした。「なぜ単なる画像にそれほどの価値が付くのか?」という疑問から興味を持ち始め、NFTの持つ「二次流通」の仕組みに大きな可能性を感じました。
従来の流通システムでは、たとえば本や絵画が転売される際、その利益は作者に還元されません。しかしNFTでは、ブロックチェーン技術によって取引履歴が追跡可能となり、二次流通の際にも作者に一定の対価が還元される仕組みを実現することができます。これは「がんばった人が報われる世界」を作り出す革新的な技術だと確信し、NFTに関連する事業を立ち上げることを決意しました。
当初はNFTのマーケットプレイス事業を計画していましたが、NFTの魅力を多くの人に伝え、理解してもらうためには、そもそもNFTに関する情報が足りていないと気付き、メディア事業への転換を決意し、現在に至ります。
