佐々木俊尚の考える「DXが広がらない理由と背景」 Tech and Future Vol.1

2024/07/28 16:50 (2025/03/17 15:03 更新)
佐々木 俊尚
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佐々木俊尚の考える「DXが広がらない理由と背景」 Tech and Future Vol.1

日本で「DX」の正確な概念が広がらない 理由と背景、そして今後の行く先を考える。

識者・佐々木俊尚氏にテクノロジーと社会の未来を幅広く訊ねる新連載。
第1回のテーマは「DX」

——「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉が聞かれるようになって久しいですが、いわゆる「DX化」が上手くいっている企業、いない企業があるように思います。

佐々木:まず日本の場合、『DX』の定義があまり明確ではないんです。それこそ70年代80年代にOA化があり、2000年ぐらいにIT化というのがあって、今2020年代DX化という言葉が流行っている。たとえばOA化というのは手書きの書類をコピーやFAXにしようとか、そういうもの。

IT化というのは今まで音声データでやり取りしていたのを、メッセンジャーやメールを使おうとか、あくまでツールをデジタル化するのがOAとかITだったんですね。

しかしDXというのは、デジタルによってビジネスモデルを再構築することで、ツールをデジタル化することではない、ということが本来の基本的な考え方なんです。そこがあまり理解されていないんですよね。

たとえば『リモートワークでズーム入れてるから、うちはDXが進んでる』っていう人が結構平気でいたり、『DXを導入』とかいってる人もいる。でもDXはツールではないから、別に導入するものでもない。会社、ビジネスそのものを変えるものなんです。

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