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ゲームギルドについてイチからすべてを解説!GAME GUILD Join us

Iolite 編集部
2023/03/29

BCGやNFTの普及に伴って一気に増加した“ゲームギルド”

2022年時点で、BCGのプレイヤー人口は3,500万人、市場規模は6,000億円ほどであると試算されている。Axie Infinityの流行以後、爆発的にプレイヤー数と市場規模が拡大しているが、実は通常のゲーム市場と比較すればその規模はまだ1~2%程度。BCGにはまだまだ成長余地が残っているといえるだろう。

初期費用が足りなくてもなんとかなる

現在、ゲームギルドと呼ばれるコミュニティは世界中に多数存在するが、その発端になったのはブロックチェーンゲーム(BCG)『Axie Infinity(以下、アクシー)』である。

アクシーは「Play to Earn(BCGをプレイすることでトークンを稼げる仕組みのこと)」という仕組みが話題になって2021年に大ヒットしたBCGだ。

そんなアクシーで稼ぐためには、NFT化されたモンスターを3体所有する必要があるのだが、そのためには数万円からの初期費用が必要になるという難点があった。

そこで、初期費用を用意することが難しい人に、NFTを所有してる人がそれを貸し出す仕組みのことを「スカラーシップ」と呼ぶ。

通常、スカラーシップでNFTを貸し出した場合は、借り手がゲームを通じて稼いだトークンの一部を、事前の契約にしたがって貸主に分配することになる。いわば、BCG上で行われる雇用のようなものである。

このスカラーシップを利用するために、貸し手と借り手が集うようになったのが、ゲームギルドの始まりであるとされている。その後、アクシーだけではなく多くのBCGでPlay to Earnとスカラーシップが広まり、組織的にスカラーシップを行う場としてゲームギルドは定着することになった。

さらに、スカラーシップのマッチングだけではなく、新作情報の交換や交流の場として人が集うようになったのが現在のゲームギルドであり、今ではさまざまな情報がもっとも早く集まり発信される場となっている。

下図は、ゲームギルドでアクシーのスカラーシップを利用したい場合の使用例。BCG自体の情報だけではなく、ウォレットやNFTマーケットプレイスの使い方なども教えてもらえる。もちろん、スカラーシップを利用せずに情報だけ入手するといった使い方でも問題はない。

下図では、アクシーをプレイする前提となっているが、プレイするBCGを決めるための参考材料としてもゲームギルドは活用できる。新作情報や独自トークンの情報なども日々発信されているからだ。

ちなみに、期待度が大きいBCGについては、リリース前から多くのユーザーがチャットに参加して盛り上がっている。参加者の多さはBCGのヒットに欠かせないものなので、プレイするタイトルを選ぶ際の指針にしてほしい。



自由参加・発言自由・退出自由なので気軽に参加

ゲームギルドへの加入は非常に簡単。スマートフォンやパソコンで、ディスコードアプリをダウンロードして会員登録をすれば準備完了。あとは、公式Twitterなどに掲載されている招待URLをクリックするのみ。

ゲームギルドという言葉からは、参加するにあたっての厳しい条件や制約があるかのように思われるかもしれないが、基本的にどのゲームギルドも自由参加・発言自由・退出自由なので気軽に参加してみよう。

ゲームギルドのコミュニティには「初心者」「雑談」「特定のBCGタイトル」などのチャンネル(話題ごとに区切られたチャット部屋)が用意されており、興味があるチャンネルを覗いてチャットを閲覧したり、交流したりできる。

また、ゲームギルドの運営チームがギブアウェイイベントやAMAなどを開催することもある。ギブアウェイとは、「宣伝ツイートのリツイート」などの条件を満たすことで、NFTやトークンを無料でもらえるイベントのこと。

AMAは、BCGの運営チームなどへのQ&Aを、生配信で行うイベントである。これらのイベントに参加することで、よりBCGへの理解が深まり、楽しく遊べるようになるはずだ。

なお、BCGを主なテーマとして扱うコミュニティのことをゲームギルドと呼ぶが、ほかにもNFTアートや暗号資産投資などのテーマを中心に扱うコミュニティも複数存在する。

通常、これらのテーマにはそれぞれ関連性があり、参加者の関心もこれらすべてに跨ることが多い。そのため、たいていのコミュニティはメンバーが増えれば増えるほどBCG・NFT・暗号資産の情報を横断的に扱うようになる。

上図の分類のなかには、厳密にいえば(BCGをメインテーマとしていないため)ゲームギルドではないものもあるが、「BCG・NFT・暗号資産の情報を扱うコミュニティ」という意味で広義の「ゲームギルド」とした。

これらは「NFTゲームギルド」、「NFTコミュニティ」などと呼ばれることもあるが、基本的には同じ役割である。

ゲームギルドは誰でも自由に参加できる。チャットでの発言やスカラーシップの利用を強制されるようなことはないため、情報を閲覧するためだけに利用するのもOK。

ゲームギルドに加入したい場合は、Twitter公式アカウントのプロフィールなどに記載されているURLから加入する。公式サイトが存在しないゲームギルドも少なくないため、Twitterで各ゲームギルドの名称を検索して公式アカウントをみつけよう。



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