IVS 2024 KYOTO及び、IVS Crypto 2024 KYOTOは7月4日から6日の3日間にかけて開催される。これに先立ち、Iolite編集部ではIVS Crypto 2024 KYOTOの運営責任者であるWhiplus氏にインタビューを実施。
IVS Crypto 2024 KYOTOのみどころやテーマ、そして大規模Web3.0カンファレンスを手がけるWhiplus氏からみた現在のWeb3.0に迫る。
——昨年に続き京都での開催となったIVS 2024 KYOTO及びIVS Crypto 2024 KYOTOですが、前回開催よりもパワーアップした点や注目ポイントについてお聞かせください。
Whiplus:今年の会場は京都パルスプラザになるのですが、前回よりもイベントの規模や来場者人数の増加を見越して拡大したという形です。前回は10,000人規模でしたが、今回は15,000人です。
規模もそうですが、中身も当然パワーアップして、大きく2つの要素があります。
1つ目は、「ネットワーキングの強化」です。今回、これまで以上にネットワーキングを強化するために「Crypto Village」という場を用意しました。ここでは登壇者と参加者の交流が可能となっています。
クリプト関連のイベントもそこで開催できるようにして、IVSに参加したらたくさんの人と出会えるという場所にデザインしています。当然BUSINESS Passを保有する方のみが入れる空間も用意していますので、重要な商談を行うことも可能です。さまざまなコミュニケーションツールも用意していますので、ぜひご活用いただければと思います。
また、昨年はサイドイベントも盛況となり、登録されていたものだけで150前後ものイベントが開催されていました。今年はさらにその数が増え、すでにサイドイベント数は250を超えています。おそらく、最終的には300を大きく超えるのではないでしょうか。ネットワーキングという部分では、ぜひサイドイベントにも足を運んでみることをオススメします。
2つ目はテーマ別のコンテンツを充実させることです。特に今年はAIコンテンツを充実させています。たとえば「AI×DAO」、「AI×ゲーミング」などですね。そのなかでも、「AI×アニメ」のコンテンツに注目していただければと思います。「AI×Web3 Anime Contest“Prince JAM!”」と銘打ち、生成AIを活用したショートアニメを発表するコンテストを開催します。
このほか、IPやエンタメ関連についても充実させています。「Web3 Entertainment Zone」というスペースを設けていますので、Web3.0という技術が溶け込んだ空間を体感してもらえればと思いますね。
また、今年もIVS Cryptoは大規模なブロックチェーンウィークイベントである「Japan Blockchain Week」と連携しています。Japan Blockchain Weekでは1ヵ月で50,000人の参加を見込んでおりますので、そのイベントのメインイベントとしても重要な役割を担っていきたいと考えています。
それからIVSを楽しむポイントですが、ただ受け身で話を聞くだけではなく、実際に何かをやってみるのがいいかと思います。さらに、京都という街は魅力的で楽しむところもたくさんある可能性が無限大な土地です。ぜひとも京都自体も楽しんでいただきたいですね。
——暗号資産市場の活況に伴い盛り上がりをみせるWeb3.0領域ですが、Whiplusさんからみた現在のWeb3.0領域についてお考えをお聞かせください。
Whiplus:現在の状況を一言でいうならば、「機会と課題」だと思います。まず機会という面だと、3年前であればNFTをミントできれば技術的に優れているなどといわれていたレベルですが、そこからかなり技術も進化したと感じています。
一方で、課題という点ではマス層への広がりで厳しさも感じています。この技術を拡散する上で困難な壁があり、広がりが遅いと感じる方も少なくないかと思います。
この領域に関しては明確なキャズムが存在しており、この3、4年ほどでもまだアーリーマジョリティの域を脱していません。日本のブロックチェーン産業やコミュニティが前進していくために何をすべきかというところは、思考すべき課題であると捉えています。
今回のIVS Cryptoにもさまざまな企業が参加します。中小企業から大企業まで、さまざまな企業が生活インフラからエンタメまで、Web3.0やブロックチェーンを活用しているということを世界に発信していきます。同時に、日本はWeb3.0を進めていく環境が整っているということも伝えていきたいですね。
——IVS Crypto 2024 KYOTOにおけるテーマを教えてください。
Whiplus:テーマは“Cross the Boundaries”です。「境界線を越えよう」という意味ですね。目的としては、先述したようにWeb3.0をさらにマス層へ広げていくことです。また、ここには「日本と海外の壁を越える」という意味も内包しています。
もちろん翻訳の体制も整えていますが、今回のセッションのほとんどは英語で実施します。また海外からも多数の来場を予定していますので、英語を使ってコミュニケーションをとるといったことにもチャレンジしてみてほしいですね。その上で、日本独自のクリプト文化と世界のクリプト文化の融合を実現したいと思います。
グローバルだろうが大企業だろうが、中小企業、Web3.0、Web2.0だろうが、何であろうともさまざまな課題を抱えていて、壁があります。それらを今回のイベントを通じて乗り越えてもらえるような機会づくりに注力してイベントを構成しています。
——最後に今年のIVS2024 KYOTO及びIVS Crypto 2024 KYOTOに対する意気込みをお願いします。
Whiplus:IVS Cryptoを日本一熱気のあるイベントとして作り上げます。ぜひ会場にお越しいただいて、熱気を体感していただければと思います!
IVS Crypto 2024 KYOTO開催概要
■開催日:2024年7月4日(木)〜6日(土)
■会場:京都パルスプラザ 他
■主催:IVS KYOTO実行委員会(株式会社Headline Japan / IVC、京都府、京都市)
■Webサイト
IVS2024 KYOTO: https://www.ivs.events/ja
IVS Crypto 2024 KYOTO: https://www.ivs.events/ja/crypto
IVS KYOTO実行委員会について
IVSの京都開催にあたり、スタートアップ・エコシステムのさらなる発展と地域産業のより一層の振興を図ることを目的に、株式会社Headline Japanが、京都府、京都市とともに設立。京都に集積する企業、大学・研究機関、文化資源等とスタートアップとの融合を促進し、新産業の創出と世界に伍するスタートアップ企業の輩出へと繋げてまいります。
<構成団体>
株式会社Headline Japan・IVC、京都府、京都市
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