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暗号資産

【NEWS】「ステーブルコインは今後10年で世界通貨の10%を占める」 サークルCEOが言及

里見 晃
2024/06/25

世界の通貨の10%がステーブルコインになる可能性

ステーブルコイン・USDコイン(USDC)を発行する米サークル(Circle)の共同創設者兼CEOのジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が、「ステーブルコインは今後10年で世界の通貨の10%を占めるようになる」と予測した。

アレール氏が今月19日、Xを通じて暗号資産(仮想通貨)、特にステーブルコインに対する楽観的な予測を述べ、これまで以上に暗号資産エコシステムに対して強気になっていることを示した。

同氏はまず、過去数年間で暗号資産業界がどれだけ進歩したかを概説した。また、ビットコイン(BTC)の誕生を始め、この間にエコシステムが経験した事象について説明し、「過去約35年にわたるインターネット技術の採用ライフサイクルを注意深く観察した結果に基づくものである」と述べた。

また、インターネット上のインフラストラクチャが階層化され、社会と経済に対する有用性が深まっているなか、各波は主要な産業に変革をもたらしたと主張。人々の有用性を向上させ、ユニット・エコノミクスを逆転または変換し、根本的にあたらしい可能性を切り開いてきたと説明した。

今までインターネットには信頼の層が欠けていたが、ブロックチェーン技術のお陰で完全に信頼できるデータ、トランザクション、コンピューティングを実現できるようになったのが現状だとの認識を示している。


ステーブルコインを始めとする暗号資産のこれから

アレール氏は「暗号の基礎を拡張して、社会と経済の基盤となるより一般的なインターネットインフラストラクチャを提供する方法について考えた時、パブリックブロックチェーンで発行されスマートコントラクトによって仲介されるデジタルトークンは世界規模で信頼できる環境を実現した」と語った。

さらにZKテクノロジー(ゼロ知識証明)、FHE(完全準同型暗号)に基づくセキュリティ、プライバシー、スケーラビリティは飛躍的に進歩しており、暗号コンピューティングが重要なアプリケーションの基盤となる世界が目前に迫っていると指摘した。

その上で、ステーブルコインは現在、規模と利用が爆発的に増加しており、「暗号資産領域で最も明確なキラーアプリとなり、世界にデジタルドルを解き放ち、多くの人々を将来のオンチェーン経済に引き込み、銀行口座を持たない人々への銀行サービスの提供、送金コストの削減、シームレスな越境商取引の実現という約束を果たしている」と語った。

そして最後に、「ステーブルコインは世界のほぼすべての主要法域で法的に定義され、認められたデジタルマネーになりつつある。2025年末までにステーブルコインはほぼすべての地域で合法的なデジタルマネーとなり、100兆ドルを超える電子マネー市場で大きな役割を占めるようになるだろう。世界経済の通貨の10%がステーブルコインとなるという目標は今後10年で達成可能だ」と強気な見方を示した。

参考:アレール氏X
画像:Shutterstock


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