logo
ログイン会員登録
記事詳細 Topバナー Iolite 5月号Amazon
記事詳細 Topバナー Iolite 5月号Amazon
暗号資産
Web3.0
金融・経済

株・FXの自動売買 メリット・デメリット

Iolite 編集部
2023/03/29

日中忙しい社会人に便利な自動売買ツール

一部からは「自動売買ツールは稼げない」「詐欺アプリが多い」という声もあがっているため、導入できずに悩んでいる人も多いのでは?

今回は、自動売買ツールについてのメリット・デメリットを紹介。


株式投資やFX(外国為替証拠金取引)などの投資は、投資家自身がPCやスマートフォンから売買注文を出す、裁量取引が一般的。

今は「指値」「逆指値」など多彩な注文方法があるので、「〇円になったら買い、▲円になると売却」など半自動的なトレードも可能だが、注文を出すのはあくまでもトレーダー自身となる。

これに対して、あらかじめ定められた取引ルールをプログラム化し、自動的に発注を繰り返すのが「自動売買」だ。株やFXの分野で有償・無償のツールがあり、「システムトレード(シストレ)」とも呼ばれている。

その種類は大きく2つあり、プログラム(EA)を選択する「プログラム選択型」、投資家自身がプログラムを設定する「プログラム開発型」があげられる。

インターネットで商品自体が提供・販売されていたり、証券会社やFX事業者が顧客向けサービスとして提供しているパターンが大半だ。プログラムや金融の知識があるなら自作することもできるが、手間やコストの面から、これに取り組む投資家は少数だろう。

自動売買のメリットは、「取引を任せられるので時間が取られない」「テクニカル分析が不要」「感情的にならずに済む」「売買タイミングを計る必要がない」など、さまざま。

なかでも、多忙なビジネスパーソンがトレード時間を確保するのは大変だ。こと日本株の取引時間は仕事と重なる日中なので、自身の代わりとなり取引する自動売買はありがたい存在だ。

FXは平日24時間トレードができるとはいえ、夕方以降にするとプライベートな時間が削られる。自動売買はこういった悩みを解消してくれる。

また、取引中に過度な損失が発生すると売買判断を誤ることがあるが、自動売買はルールにのっとり取引をするので、感情的になることもない。

片や、デメリットがないわけではない。

いくら取引を任せるとはいっても、運用状況は定期的にチェックする必要があり、相場状況によっては自動売買を止める必要がある。

特に、突発的な金融・経済環境の変化に伴い相場が急変した時は、選択中のシステムでは対応しきれないことがあり、気が付くと多額の含み損を抱えていることがある。こういった場合は、事前に自動売買をストップさせておかないといけない。

また、自動売買のサービスには複数のプログラムが用意されていて、「トレンド相場で稼ぎやすい」「逆張りが得意」など、それぞれで特性は異なる。

今の相場状況やトレンド、ファンダメンタルズなど価格変動の要因と照らし合わせてマッチしたものを選ばないと、システムはうまく稼いでくれない。

自身で売買することをプレイヤーとたとえるなら、自動売買は個性の異なるシステムから状況に合わせて最適なものを選ぶ監督業のようなもの。そういったスタンスで臨まないといけない。

過去の成績がどれだけ優秀なシステムであっても、将来も同様とは限らないし、含み損を抱えることもある。すぐさま利益を出すとは限らず、腰を据えた運用も求められるだろう。また、証券会社などが提供する自動売買は、裁量取引に比べると手数料が割高になることもある。



すべての自動売買サービスが優秀とは限らない?

多忙な人や感情的な人にとって自動売買は魅力的なサービスで、自分の代わりにうまく稼いでくれるパートナーになり得る。

一方、取引自体にスリルを求めたり、短期間で大金を狙う資金管理が苦手な人に自動売買は向かない。こういった点も留意して、使うかどうかを判断すれば良い。

実際に始める場合は、自身でシステムを開発する以外なら、以下のような自動売買プログラムを使う。


プログラム型:「ゴールデンクロスになったら買う」など、売買ロジックをプログラム化したもの。一定のルールで取引するので、それ以外の時は取引しない。

リピート型:「ドル円を10銭ごとに買い、買値から5銭上昇したら利益確定」など、繰り返し売買するプログラムのこと。FXでよく提供されている。

トレーダー型:トレーダーの取引をもとに売買シグナルが発生するプログラム。優秀な投資家の手法をそのまま真似できるのが特徴だが、その投資家が不振に陥ると、自動売買プログラムを使っている人もリスクにさらされる。


どのタイプが優れているか明確な答えはなく、いくつか試しながら自分に合ったものを絞り込んでいくのが良い。また、どれか1つに決める必要はなく、その時々で使うものを変えても構わない。

注意したいのは、自動売買パフォーマンスだ。どのサービスも成績の良さをアピールしているが、先述した通りそれは過去のものに過ぎない。

今の相場にマッチしているとは限らないし、悪質な事業者はパラメーターを調整して、都合の良いパフォーマンスにしている可能性がある。デモトレードで試す、インターネットの口コミを参考にするなど、自身で検証してから使うようにしたい。



AIを使った自動売買サービスもさらなる進化に期待

ルールにのっとり取引する自動売買は、日々進化しているのも特徴だ。優秀なプログラムは残るが、不調なものはサービスから取り下げられるので、投資家からすると安心だろう。

近年は相場状況をシステムが分析し、売買戦略の構築からトレードまでを自動化するAIを活用したサービスもある。

一般的な自動売買は相場分析を投資家自身が行うが、AI自動売買はそこまでカバーするので、より相場状況にあった取引が実現する。高度な取引をしたいなら、このようなサービスを選んでも良いだろう。




関連記事

拡大し続けるゲーム市場 はたしてゲーム関連株は「買い」か?

生成型AI関連銘柄 メリット・デメリット

Iolite 編集部