AACは東京を起点にUAE各地へと展開するクロスボーダー・アドバイザリー企業。特徴的なのは、AACは単なるコンサルティング会社ではなく、投資アドバイザリー、デジタルアセット、RWAトークン化など複数領域において8つの法人が機能するエコシステムを有している点にある。
日本の精緻な制度運用力と、GCC諸国のダイナミックな資本・市場環境を融合させ、機関投資家水準の安全性とスピードを両立した実行力を提供する。
このエコシステムの中核を担っているのが、日本法人であるAACだ。東京を拠点に、日本企業・投資家向けの戦略設計やクロスボーダー構造の起点を担っている。同社は、日本の金融制度や銀行インフラ、ステーブルコインといったデジタル決済基盤を、GCC諸国の市場に適合した形で組み込む設計力を強みとする。また、日本IPのトークン化を進め、GCC諸国と橋渡しする役割を持つ。
その上で、UAEを拠点とするAssets Advisors Capital Holding Ltdは、グループ全体のガバナンスとIP保有を担う。複数法域にまたがる事業を一元管理し、プライバシーと機動性を確保しながら、長期的な国際展開を支える基盤となっている。
アブダビでは、ADGMの規制下でAAC Lux Consultancy Limitedが機関投資家向けの投資・経営アドバイザリーを提供し、ドバイではAssets Advisors Capital RealEstate L.L.Cが不動産を通じた資産運用の選択肢を広げる。
さらに、Trust Executive Desk Commercial Brokers L.L.Cが高額な商業取引や戦略的提携の実行を担い、Exchange Desk FZCは暗号資産のOTC取引やクロスボーダー決済の窓口として機能。
加えて、VARA監督下のExchange Desk Virtual Assets Advisory Services–FZCOがWeb3.0分野における助言を行い、ラス・アル=ハイマ経済特区に拠点を置くAAC Studio Venture FZ-LLCがゲームやデジタルIPの事業化を推進する。
このように、AACはグループ企業が密接に機能することで、構想から実行までを一気通貫で支援できる体制を構築している。
会社設立から投資設計、規制対応、Web3.0領域戦略、IP展開までをスムーズに実装できる点こそが、AACのエコシステムがもたらす大きな強みである。こうした体制により、意思決定と実行のスピードを高めると同時に、コストの最適化と適切なリスク管理を実現している。
Assets Advisors Capitalのエコシステム

中東では事業内容ごとに取得すべきライセンスや管轄当局が異なるため、役割別に法人をわけることが一般的だ。AACグループでは、UAE内のフリーゾーン※1を利用し、地域横断で透明性の高い事業を連携させるエコシステムを構築している。
※1ドバイ市内とは異なり外国企業向けに特別なルールが用意された経済特区。ADGM(アブダビ・グローバル・マーケット) → 金融・投資・ファンド向け特区RAKEZ(ラス・アル・ハイマ経済区) → スタートアップや持株会社向け特区RAK ICC → 国際持株会社・資産管理向け制度。