Bifrost(ビフロスト)は、EVM互換と非EVMの両環境に対応するマルチチェーンLayer1ブロックチェーンを開発しており、ネイティブBTCを担保とした米ドル連動ステーブルコイン「BtcUSD」の発行や、BTC資産への利回り提供を可能にする「BTCFi」を提供している。Animoca Brands JapanはBifrostとの協業でBTCFiの日本市場適用を検証し、上場企業のBTC財務資産に利回りを生み出す運用支援につなげていく計画だ。
今後の展開と展望
Babylon Labs(バビロンラボ)は、ビットコインのセキュリティ共有プロトコル(ステーキング)や「Trustless BTC Vaults」技術を開発する企業である。
Trustless BTC Vaultsは、BTCを自己管理下でビットコインのメインチェーン上にロックし、中央集権的なブリッジやラップドトークンを介さずに、他チェーン上のDeFiサービスでBTCを担保利用できる技術である。
Animoca Brands JapanはBabylon Labsとの協業によって、この自己管理型BTCFiソリューションを日本市場で検証し、企業のBTC資産の流動性を安全に解放してWeb3サービスで活用する道を切り拓く見通しだ。
Animoca Brands Japanは、両社の技術を日本市場に適用する可能性を検証しつつ、自社のデジタルアセット・トレジャリー事業と連携させてサービス強化を図る方針である。
両提携により、上場企業のBTC資産を安全に運用し、休眠化を防いで資本効率を高める手段になると期待される。こうした取り組みは企業のWeb3.0参入を後押しし、日本のWeb3.0エコシステム拡大にもつながる。
Animoca Brands Japanについて
Animoca Brands株式会社は、グローバルで注目を集めるWeb3.0企業 Animoca Brandsの戦略的子会社。日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーの、Web3.0に関する世界展開を支援する目的で2021年10月に設立された。
2025年2月よりアニメ・マンガキャラのデジタルアクリルスタンド 「MetaChara(メタキャラ)」を提供。2025年9月より上場企業のデジタルアセット(暗号資産)運用戦略の立案から運用までを包括的に支援するデジタルアセット・トレジャリー・マネジメント支援事業を開始。
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