暗号資産(仮想通貨)市場では、連日ポジティブな動きがみられている。10日、ビットイコイン(BTC)は初となる80,000ドル(約1,224万円)を超え、過去最高値を更新した。記事執筆時点では80,500ドル(約1,231万円)前後を推移しており、依然として勢いは衰えていない。
また、ビットコインにあわせてイーサリアム(ETH)など主要アルトコインを中心に大幅な価格上昇がみられている。イーサリアムは記事執筆時点で3,200ドル(約49万円)前後を推移している。これは今年8月の水準だ。
軒並み多くの銘柄が大きく価格を伸ばすなか、ドージコイン(DOGE)の推移は目を引くものがある。ドージコインは前日比約30%の上昇となり、2021年11月以来となる0.3ドル(約46円)台が射程圏内に入っている。ドージコインをモチーフとしたシバイヌ(SHIB)も連れ高となり今年6月以来の水準に戻した。
暗号資産市場高騰の背景には、先日の米大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が勝利したことによる期待感がある。トランプ氏は暗号資産に前向きな姿勢を示しており、不明確な規制の整備などに乗り出すと明言している。特に暗号資産業界に対して強硬的な姿勢をみせてきたSEC(米証券取引委員会)のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長を即時解任すると兼ねてより言及してきていることから、これまで以上に業界の前進に期待する声が価格にも反映されている状況だ。
ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄はトランプ氏に対する期待が反映されている格好だが、ドージコインについては米電気自動車大手テスラ(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)氏の動向が影響を及ぼしている。
マスク氏は米大統領選でトランプ陣営の支持に回った。また、トランプ氏より連邦政府の財政改善に向けた組織「政府効率化委員会(Department of Government Efficiency)」の設立と指揮を要請されている。
マスク氏はこの要請を受諾する方針を示しており、9月には政府効率化委員会の頭文字を「D.O.G.E」と表現した。これを受け、ドージコインコミュニティを中心に盛り上がりをみせ、価格面にも影響が及んだ形だ。兼ねてよりマスク氏の発言で価格が乱高下する場面がみられてきたドージコインだが、今後も同氏の一挙一動によりボラティリティが高まる可能性がある。
なお、ドージコインは記事執筆時点でXRPやUSDコイン(USDC)などを抜き時価総額6位まで上昇している。
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