ビットコイン(BTC)は6日、一時75,000ドル(約1,155万円)まで上昇し、今年3月に記録した過去最高値を更新した。米大統領戦で共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が民主党大統領候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領をリードする展開となり、買いが加速した格好だ。
米FOXニュースなどは記事執筆時点でトランプ氏の勝利を伝えた。また、トランプ氏もフロリダ州にて勝利宣言を行い、「歴史的な勝利だ」と語っている。
なお、集計メディアなどによりばらつきはあるものの、概ねトランプ氏が過半数である270人の選挙人獲得に近づいている。勝敗を左右する激戦州のうち、ペンシルベニアやジョージアなどで勝利が確実になったことで、トランプ氏優位の構図が固まった。
また、米大統領選と同時に実施されている連邦議会選において、共和党が4年ぶりに上院多数派を占めることが確実な情勢となった。下院については接戦となっているものの、共和党が過半数を占めた場合には大統領及び上下両院の多数派を独占する「トリプルレッド」となり、安定的な議会運営が行われる可能性が高まる。
トランプ氏のリードによりビットコインを始めとした暗号資産(仮想通貨)が価格をあげている背景には、米国における不明確な規制の整備などに対する期待がある。
トランプ氏は現政権下による暗号資産規制を否定し、批判の要因となっているSEC(米証券取引委員会)のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長を大統領就任と同時に解任する意向を示すなど、業界にとってポジティブな政策及び姿勢をみせてきた。このほか、マイニング企業の支援や政府によるビットコインの保有及び購入に前向きな姿勢をとるなど、これまで以上に暗号資産に関連した動きが活発化する可能性が大きくなっている。
一方、かつてトランプ氏は暗号資産に対してネガティブな姿勢を示してきたことから、暗号資産関連政策にどれほど注力して取り組んでいくのか不透明な部分もある。
参考:FOXニュース
画像:Shutterstock