暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)は3日、MetaTrader5に新機能を追加した。ステーブルコイン・USDTを使用して、世界各国の指数(インデックス)取引を可能にした。
バイビットのMT5では現在、世界各国の指数取引が可能となっているが、今後ユーザーはUSDTで取引しながら、世界各国の主要インデックス取引を行うことができる。
このアップデートにより、さまざまな世界市場のインデックスでポートフォリオを多様化したいトレーダーにあらたな機会が開かれることになる。
バイビットの最新のアップデートでは、USDTを使用して、CFD(差金決済)取引できる主要なインデックスが追加導入される。
利用可能な主要インデックスは、中国A50インデックス現金CFD、ダウ・ジョーンズ・インデックス・現金CFD、NAS100現金、日経平均株価CFD、ハンセン・インデックス現金CFDだ。
500倍の高レバレッジも
今回の機能拡張により、トレーダーはMT5の高度なツールを活用しながら、中国、米国、日本、欧州などのグローバル市場にアクセスすることが可能となる。その取引にUSDTが使用できるようになるため、画期的な機能拡張といえる。
ユーザーは、シームレスな実行、高レバレッジ、異なる通貨で複数のインデックスを取引する機能、自動売買、チャート売買が24時間可能となる。
また、一連の取引では最大500倍までの高レバレッジをかけることも可能だ。例として、日経225は最大500倍のレバレッジをかけることができ、契約数は1からで、証拠金は日本円となる。
BVSPX(ボベスパ)は最大レバレッジ20倍、契約は1から。マージンはBRL単位となる。また、SP500 (S&Pインデックス)はレバレッジが最大500倍、契約数は1から。証拠金はUSD単位となる。
ほとんどのインデックスの最小ロットサイズは0.1だが、最大ロット数はインデックスに応じて20,000までとなっている。
バイビットはグローバル市場への進出を目指すトレーダーに向けて、多用なインデックスを提供することで、取引体験を向上させることを目指している。
プラットフォームのレバレッジオプションとMT5の高度なチャート作成、分析ツールを組み合わせることで、初心者から上級トレーダーまで洗練された環境を提供する。
始めるには、バイビットのMT5アカウントを開設する必要がある。
参考:バイビット発表
画像:Shutterstock
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