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【NEWS】NTTドコモ、ブロックチェーンゲーム「GT6551」を2025年春リリースへ

2024/12/23 10:50 (2025/02/12 15:40 更新)
Iolite 編集部
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【NEWS】NTTドコモ、ブロックチェーンゲーム「GT6551」を2025年春リリースへ

来年1月からβ版の提供開始

NTTドコモは20日、ブロックチェーンゲーム「GT6551」を開発し、2025年春に提供を開始すると発表した。これに先立ち、来年1月29日よりβ版の提供を開始する。

発表によると、ドコモはイーサリアム(ETH)の標準規格であるERC6551を採用した。この規格は複数のNFTを1つにまとめられる点が特徴だ。ドコモによれば、NFT の機能をカスタム(構成)できるブロックチェーンゲームの提供は世界初だという。

「GT6551」はこのERC6551の機能に着目して開発したもので、ユーザーはゲーム内で用いる NFTアイテムの1つであるレーシングマシンに車のパーツなどのNFTを自由に複数組み合わせてカスタムし、それらを1つにまとめたNFTアイテムとして作成することができる。作成したレーシングマシンは、オリジナルのコレクション(資産)として所有することが可能だ。

ゲームではレーシングマシンにNFTを複数組み合わせてマシンの性能を向上させることもできる。ドコモはこうした機能を搭載することでプレイヤーの自由度が広がり、あたらしいゲーム体験を楽しむことができると説明している。

また、「GT6551」はドコモが開発するメタバース「MetaMe」上でプレイ可能なレーシングブロックチェーンゲームとなっている。レーシングマシンの性能やデザインをカスタムする「部品NFT」と、レーシングマシンに搭乗するドライバーをカスタムする「ドライバーNFT」の2種類のNFTを組み合わせることでレーシングマシンをカスタムできるという。

ドコモは「GT6551」の開発を通じて、「MetaMe」の利用拡大を進めるとともに、ERC6551の価値や魅力を追及してメタバースやWeb3.0などのあらたな技術開発やサービスを展開し、Web3.0のさらなる普及と社会実装の加速を目指すとしている。

NTTドコモのWeb3.0に関する動き

ドコモではこれまでもWeb3.0に関する取り組みを進めてきた。

2022年11月にWeb3.0領域に対する6,000億円規模の投資について発表したことを皮切りに、今年3月にはデジタルウォレット「スクランベリーウォレット(scramberry WALLET)」の提供を開始。

また、4月にはステップン(STEPN)やガスヒーロー(Gas Hero)などのブロックチェーンゲームを手がけるFSLグループと提携して実証実験を行うなど、Web3.0領域に関連した取り組みを続けている。

参考:発表
画像:発表より引用

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