米インテリジェンス企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)は13日、ビットコイン(BTC)を追加購入するため、5億ドル(約740億円)の転換社債を発行することを発表した。
最初の社債購入者には13日以内に7,500万ドル(約110億円)を上限として追加購入を可能とするオプションが付与される。
この社債はマイクロストラテジーの無担保優先債務であり、利息は本年9月15日から始まり、毎年3月15日と9月15日の半年ごとに支払われる。社債の満期は2031年3月15日だ。特定の条件により、2028年3月22日以降、マイクロストラテジーは債券のすべて、あるいは一部を現金に償還することができる。
今月2度目の資金調達
ビットコイン価格が高騰するなか、マイクロストラテジーは買い増しに向け積極的に動いている。転換社債の発行を通じた資金調達を行いビットコインを購入すると表明したのは今月に入り2度目だ。
5日に発表した資金調達では当初6億ドル(約887億円)を調達するとしていたが、最終的には8億ドル(約1,180億円)を調達し12,000BTCを購入した。これにより、現時点でマイクロストラテジーが保有するビットコインは20万5,000BTCにのぼる。これは記事執筆時点で150億ドル(約2兆2,200億円)相当にのぼる。
マイクロストラテジーのマイケル・セルラー(Michael Saylor)会長は11日、「ビットコインはいずれ金をくいつぶす」と述べるなど、強気な姿勢を崩していない。
同氏によれば、マイクロストラテジーはビットコインを売却する予定はないとしており、今後も定期的に買い増しを行うものとみられる。
参考:発表
画像:Shutterstock
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