日本時間5日夜、米大統領選挙の投票が各州で始まる。共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領と民主党大統領候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領による一騎打ちの様相となっており、支持率は拮抗している。
政治分析サイトのリアル・クリア・ポリティクス(RealClearPolitics)による最新の世論調査による情勢によれば、トランプ氏の支持率は48.6%、ハリス氏の支持率は48.7%と、わずかにハリス氏が上回っている。一方、獲得選挙人を巡ってはトランプ氏が優勢との見方が強いが、情勢は極めて不透明といえる。
なお、予測市場ポリマーケット(PolyMarket)では、トランプ氏が60.5%、ハリス氏が39.5%と、トランプ氏勝利の見方が一層強まっている。
米大統領選の動向は株式市場にも影響を与えている。トランプ氏の勝利により株高傾向が強まるとの見方から、日経平均は前週末比421円23銭(1.11%)高の3万8,474円90銭で取引を終えた。
こうしたいわゆる「トランプ・トレード」は、これまで暗号資産(仮想通貨)市場においてもみられてきたが、記事執筆時点でビットコイン(BTC)などの主要暗号資産に大きな価格変動はみられていない。