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【NEWS】XRP、2018年1月以来の水準まで高騰 テザー抜き時価総額3位に

2024/12/02 12:09 (2025/02/12 14:47 更新)
Iolite 編集部
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【NEWS】XRP、2018年1月以来の水準まで高騰 テザー抜き時価総額3位に

XRP価格は400円に迫る

暗号資産(仮想通貨)XRPが大きく価格を伸ばしている。1ヵ月ほど前は0.5ドル(約75円)ほどを推移していたが、2日午前には一時2.5ドル(約377円)を記録した。これは2018年1月以来の水準となる。

この価格上昇により、XRPの時価総額は1,350億ドル(約20兆円)を突破。米ドルに価値を裏付けられたステーブルコイン・テザー(USDT)を抜き、時価総額3位に上昇した。

CoinMarketCapによれば、直近90日でXRPは315%上昇。1週間比でも上昇率は70%を超えた。

▶︎暗号資産の時価総額順位:CoinMarketCapより引用

上昇の背景には、XRPを発行する米リップル(Ripple)社を取り巻く環境変化への期待がある。

先月の米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利し、次期大統領となったことで暗号資産に関する規制整備など、業界にとってポジティブな動きがみられるとの見方が多勢を占めている。

特にトランプ氏はSEC(米証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長を解任する方針を打ち出しており、こうした情勢を踏まえ同氏は先日、自ら辞任する意向を示している。これにより、現在も続くSECとのXRPの有価証券問題を巡る裁判が終結する可能性が指摘され、価格面にも好影響を与えている。

注目のRLUSDが承認間近か

このほか、リップルが発行することで注目を集めているステーブルコイン・RLUSDの承認を巡る動きもポジティブに働いている。RLUSDは米ドルと連動するステーブルコインで、発行されれば、テザーやUSDコイン(USDC)などと競合する形となる。

先月29日のFOXビジネスによる報道によれば、NYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)が今月4日を目処としてRLUSDを承認する見込みだという。承認後、RLUSDは速やかにローンチされる可能性がある。

XRPは長らくSECとの訴訟を受け価格面では伸び悩んでいたが、ポジティブな要因が重なったことに加え、活況となっている暗号資産市場の情勢も加味し大きく価格を伸ばす形となっている。

一方、急激な価格上昇となっていることから、利益確定などによる大規模な売却も考えられ、急な価格変動には注意が必要となる。

参考:FOXビジネス
画像:Shutterstock

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