暗号資産(仮想通貨)運用会社のCanary Capital(キャナリー・キャピタル)は、米国で初となるXRP(エックスアールピー)の現物(スポット)ETF「XRPC」を発表した。
このETFは2025年11月14日付で米ナスダック市場に上場し、暗号資産XRPへの直接的なエクスポージャーを提供する初の事例だ。
上場初日から市場の関心は高く、取引開始3時間で3,600万ドル(約55億円)相当の出来高を記録し、今年登場したソラナETF(BSOL)の初日実績(約6,900万ドル)に迫る滑り出しとなった。
XRPは米Ripple(リップル)社の国際送金ネットワークを支えるネイティブトークンで、世界で広く利用される暗号資産(仮想通貨)の1つである。
投機的な価値の保存手段よりも実需に重点を置いて設計されており、ブロックチェーン「XRP Ledger(エックスアールピー・レジャー)」上で数秒での決済と低コスト送金を可能にしている。
2012年から稼働実績を重ねてきており、近年は規制面の不確実性も解消に向かい、機関投資家による採用が進むなか、改めてその位置付けが注目されている。こうした背景から、XRPを対象とするETFの登場は暗号資産業界と金融市場の双方で大きな関心を集めている。
Canary Capitalの「XRPC」は、現物のXRPを裏付け資産とするETFで、その仕組みは米国の1940年投資会社法(Investment Company Act of 1940)に準拠して構築されている。
これにより適格カストディアン(資産保管機関)によって安全に管理されたXRPを保有しつつ、規制の枠組みに則った運用が行われる点が特徴といえる。
Canary Capitalの創業者兼CEOであるスティーブン・マクラーグ(Steven McClurg)氏は声明で、「XRPは世界で最も確立され広く利用されているデジタル資産の1つであり、ETFを通じたアクセス提供によって次の採用と成長の波をもたらすことができる」と述べている。
さらに「XRPはグローバル金融システムの進化において重要な役割をはたすだろう」との見解を示し、今回のETF立ち上げに期待を寄せた。実際、本ETFによって従来は暗号資産取引に慎重だった層にもXRPへの投資機会が開かれ、あらたな資金流入が見込まれる。
2024年には米国でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETFが相次いで承認され、数週間前にはソラナ(SOL)の現物ETFも登場した。XRPはそれらに続く銘柄であり、暗号資産ETFのラインナップが主要アルトコインへ広がる象徴的な動きとなっている。
参考:発表
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