皆様、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、第2回目の連載では、OKCoinJapanが暗号資産をあらたに取り扱う上での取り組みについてお話させていただきます。
プロジェクトと連携した取り組み
グローバルで注目されている暗号資産を日本の皆様にいち早くお届けするために、暗号資産を発行・管理するプロジェクトの皆様との連携を何よりも重視しています。
日本では、新規暗号資産取り扱いのために所定の審査を経る必要があります。スピーディーに取り扱いを実現するためには、プロジェクトとの密接なコミュニケーションを通じて、特徴やプロジェクト動向を正確に把握することが重要です。
さらに、取り扱い開始は我々にとってゴールではなくスタートです。取り扱い開始後も継続的なリレーションを構築することで、お客様に喜んでいただける機会をプロジェクトの意向も踏まえて提供することを心がけています。
具体例として、お客様により深く対象暗号資産について知っていただくため、説明ブログや動画を作成し、クイズ正解者様に暗号資産をプレゼントする「Learn & Earnキャンペーン」や、気軽に質問いただけるXスペース上のAMAなどを積極的に開催しています。
また、オンライン上での取り組みのみならず、オフラインイベントも積極活用しています。最近ではIOST Foundation様とイベントを共催し、プロジェクトからの最新情報を発信したり、参加者全員が気さくに楽しくコミュニケーションできる環境作りを大切にしています。
このイベントには、サプライズゲストとしてIOSTのCo-CEOであるBlake氏にも来日いただき、参加者の皆様にも喜んでいただけたのではないかと思います。
▶︎IOST・Co-CEOのBlake氏との1枚
マルチチェーン対応
暗号資産の魅力や利便性をさらに高める取り組みとして、複数ネットワークに対応するマルチチェーン対応などの技術面の取り組みも重視しています。
たとえば、マルチチェーン対応により暗号資産の入出庫コスト低減とスピード向上が実現した事例として、近年イーサリアムネットワークの混雑によるガス代高騰に対処するために開発されたレイヤー2のスケーリングソリューションであるアービトラムネットワークへの対応があります。当社が国内初の対応となり、お客様へ安価で高速なトランザクション体験をいち早く提供することができました。
また、さまざまなアプリケーションを異なるブロックチェーン上で利用したり、アプリケーションにあわせてネットワークを選択したりすることができます。具体的に、パレットチェーン上のパレット(PLT)「pPLT」の入出庫に取引所として世界で初めて対応し、PLTホルダーの利便性に大きく貢献しています。
現在、8銘柄のマルチチェーン対応を実現しています。今後もお客様のご要望に真摯に耳を傾け、あらゆる面でOKCoinJapanが使いやすいと思っていただけるような施策に努めてまいります。
Profile
◉八角 大輔(Daisuke Hakkaku)
オーケーコイン・ジャパン株式会社 執行役員COO
大学卒業後、金融IT会社へ就職し、株式取引システム導入支援や新規事業を担当。2018年、新規事業として暗号資産関連会社設立に携わり、交換業登録および国内初スキームとなる暗号資産取扱いを管掌。2022年にオーケーコイン・ジャパン株式会社に入社し、新規サービス推進やマーケティング等を担当。
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