今回は、OKJの重点領域であるプロ・法人ユーザー様向けの取り組みや業界動向、そして昨今流行の兆しをみせており、先日国内初となる取り扱いを開始したアイオーテックス(IOTX)も重点に置く分散型物理インフラネットワーク(DePIN)についてお話させていただきます。
プロ・法人ユーザー向けの取り組み 多くの注文執行コストにシビアなプロ・法人ユーザー様にご愛用いただいている背景等から、板取引ニーズが強いのがOKJの特徴です。アービトラージ取引ニーズ等にもお応えするべく、板を作ってくださるメイカー様への還元や、流動性のさらなる強化策として、先月より一部銘柄のマイナス手数料適用キャンペーンを開始しています。こちらもぜひご活用いただければと考えております。
また、昨今では販売所取引ニーズも増加しています。背景としてエントリーユーザー増、そして執行時間コストが重視される等が推測されます。こうしたニーズにお応えするべく、OKJではスプレッド率で好評を得る水準を実現するなど、取引サービスの強化に励んでおります。
直近の国内全体の取引動向は、依然としてビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRPがほとんどを占めている状況ですが、アルトコイン取引高には増加余地があると考えており、あらゆるユーザー様が参加しやすい市場形成をしてまいります。
業界動向 日本がWeb3.0のカテゴリで再台頭するために必要な要素について、もちろん暗号資産交換業者としてのサービス強化もありますが、マスアダプションの文脈では暗号資産取引を取り巻く規制面やグランドデザインをどう描き参入を誘致していくかが重要です。直近の具体例としては、第三者法人保有の暗号資産について、一定条件のもとで期末時価評価課税の対象外とする見直しを行う税制改正がありました。多くのお問い合わせやご申請をいただいたため、税理士や法人ユーザー様向けのセミナーも実施するなど、認知拡大と啓蒙活動に努めております。
また、最近では暗号資産の建て付けを見直す報道や、国内における暗号資産ETF組成に係る提言がなされるなどの動きもあり、「投資」面における活用についても深い議論が展開されております。こうした本流に乗り遅れることなく、なおかつOKJだからこそ提供できるユニークな価値なども今後積極的に検討していきたいと考えています。
Web3.0業界内の注目セクターとして、現在DePINが脚光を浴びています。暗号資産分析企業Messari社によれば、DePINの市場価値総額は200億ドルに達し、前年比400%以上の成長を遂げております。DePINは、分散型の物理インフラネットワークを構築するプロジェクト、つまりブロックチェーン技術を活用して社会的な課題解決を試みるものです。
具体例として、Digital Entertainment Asset Pte.Ltdが手がける「PicTree(ピクトレ)」という参加型社会貢献ゲームがあります。プレイヤーは電柱のような電力アセットを撮影して保守活動に参加すると、報酬としてDEP等を獲得することができます。この保守活動により、事故防止につながるといった仕組みになっています。このような社会の課題解決にWeb3.0を活用する取り組みは、生活に身近なものであり、これ以外にも社会インフラと関連したプロジェクトが各種登場しています。Web3.0業界のマスアダプションへの寄与が期待されることから、OKJもこうした取り組みをサポートして参ります。
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