雑誌の発売日に向けて、雑誌の入稿後は書店営業が日課になりつつある。Iolite(アイオライト)創刊時も例にも漏れず、都内の30店舗近くの書店に足を運び、日ごろ書籍に触れる書店員さんに話を聞いて回った。残念なことに、書店は徐々にその数を減らしつつあり、私が足を運んだ書店のなかにも、あと数日で営業を終える書店があった。
日本の出版業界には「委託制度」といって、定められた期間内の返品が認められるという制度がある。通常の書籍で30%前後、雑誌であれば40%以上が書店で売れずに返品されるという。取り扱う題材等にもよるが、雑誌のような比較的鮮度の高い情報を売りとして発行されるものが返品されやすいことも頷ける。
委託制度によって書店は比較的安心して仕入れができそうにも思えるが実際にはそうでもない。物価高の影響で返品時の送料の高騰も課題としてのしかかっているようだ。これらの課題を解決するために、売れ 残った雑誌をセール品として販売する書店もある。セール品の9割以上が売れるといい、売上は下がるが、返品送料等のコストは削減され利益を確保しやすくなるそうだ。