
2025年10月1-2日、世界最大級のクリプトカンファレンス「TOKEN2049 Singapore」が開催された。来場者は過去最多の25,000名。マリーナベイ・サンズ周辺は、世界の金融・テック・規制当局・投資家が集う“未来の金融都市”と化していた。
今年は「制度・実需・信頼設計」を軸とする成熟フェーズに入ったことを印象づけるようなセッション内容も多く、特に米国の規制関連とステーブルコインに関する内容は、多くのセッションの議題としてあげられていた。
初日のメインセッションにはCME、Bitwise(ビットワイズ)、Circle(サークル)、Binance(バイナンス)の幹部らが登壇。Circleのヒース・ターバート(Heath Tarbert)氏は、ステーブルコイン・USDCを「銀行の敵ではなくパートナー」と表現し、既存金融との融合を強調した。
一方、Binanceのリチャード・テン(Richard Teng)氏は「規制の明確化で物語が変わった」とし、機関投資家の参入が前年比2倍に拡大したと報告。同社が提供する「Crypto as a Service」は、銀行が自社ブランドで暗号資産(仮想通貨)取引を展開できる仕組みであり、CEXとDEXをつなぐ“CeDeFi”戦略の中核にあることを改めて明確にしていた。
Binanceに関連したところでは、先日PayPayがBinance Japanに出資し、暗号資産売買連携を進めるニュースも国内を沸かせたところだ。
