【NEWS】ポリゴン、1億1,000万MATICを超える助成金プログラム「Polygon Village 2.0」を発表

2024/08/09 09:14 (2024/12/25 15:58 更新)
Iolite 編集部
SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
【NEWS】ポリゴン、1億1,000万MATICを超える助成金プログラム「Polygon Village 2.0」を発表

ポリゴンエコシステムの発展を促進

ポリゴン(Polygon:MATIC)を運用するポリゴンラボ(Polygon Labs)は9日、ポリゴンエコシステムで開発されるプロジェクトを支援するため、助成金プログラム「Polygon Village 2.0」を発表した。1億1,000MATIC(約140億円)の資金を提供する。

Polygon Village 2.0では、戦略的アドバイス、メンターシップ、ニューヨークなどに設置されている共同作業スペースの提供、ベンチャーキャピタルの紹介など総合的なサポート体制を提供するという。この取り組みはポリゴンエコシステムの発展を促進し、暗号資産(仮想通貨)業界のイノベーションを推進することを目指している。

ポリゴンラボは「DevX グローバルツアー」の一環として、世界中を廻って開発者やビルダーと出会い、ニーズを聞いていくなかで今回の助成金プログラムを考案したという。

Polygon Villageは開発者が直接入力しフィードバックすることで再考され、あらゆるレベルの創設者が構築を開始し、学習し、つながり、資金を受け取り、指導を受け、規模を拡大し、飛躍的に成長するための大きな拠点となることを目標としている。

Polygon Villageは以下の3つの要素で構成される。

  • Village Grants:助成金の提供
  • Village Build Ideas:アイデアのサポート
  • Village Startup Support:開発・創業のサポート

この助成金プログラムはDeFi、アプリ、ゲーム、インフラ、ソーシャルサービス、そのほかのいずれかであれ、開発のあらゆる段階、あらゆる種類のプロジェクトで利用が可能となる。総額1億1,000万以上のMATICによる資金提供が実施されるという。

助成金はさまざまな方法で実施される。後期プロジェクト向けのPolygon Foundationから最大200万MATICの直接助成金を受け取ることができる。また、初期段階のプロジェクトに対して二次的な資金助成金がある。この2つの助成金プログラムは9日から開始される。ほかの助成金プログラムもまもなく開始されるという。

Polygon 2.0の状況

ポリゴンが現在進めている開発計画「Polygon2.0」はコミュニティと共に流動性を確保した無限にスケーラブルなゼロ証明知識を活用したレイヤー2の青写真としてスタートした。今回の助成金プログラムはPolygon2.0を本格的に開始するなかで発表されたものだ。

Polygon2.0の目標は、インターネットの価値レイヤーの構築だ。インターネットで情報を作成、交換することが誰でもできるように、ポリゴンのネットワークで誰でも価値を創造、交換できることを目指している。そのなかにはポリゴンの新暗号資産POLの作成も含まれている。

現在、ポリゴンはネイティブトークンのMATICをPOLに置き換えることを進めている。先月5日、ポリゴンラボはPOLのコントラクトをイーサリアム(ETH)のメインネットにデプロイしたことを発表している。

参考:発表
画像:発表より引用

関連記事

ポリゴン、MATICを新暗号資産POLにアップグレード

SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
Side Banner
Side Banner
MAGAZINE
Iolite(アイオライト)Vol.14

Iolite(アイオライト)Vol.14

2025年7月号2025年05月30日発売

Interview Iolite FACE vol.14 カルダノ(Cardano)/ Input Output Global創業者兼CEO チャールズ・ホスキンソン PHOTO & INTERVIEW 馬渕磨理子 特集「日米暗号資産関連の政策に関する考察」「日本発ブロックチェーン図鑑」「Hyperliquidで巨額のポジション清算が発生! 想定できなかったあらたな分散型金融の危機」「大注目の日本発、生成AIスタートアップ「Sakana AI」」「リセッションに備えよ─ 金融とアノマリーの相関性─」 Crypto Journey 「“論破王”からみたWeb3.0」 ひろゆき Interview 特別連載 仮想NISHI 「暗号資産の相場動向と読み解くポイント」 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等

MAGAZINE

Iolite(アイオライト)Vol.14

2025年7月号2025年05月30日発売
Interview Iolite FACE vol.14 カルダノ(Cardano)/ Input Output Global創業者兼CEO チャールズ・ホスキンソン PHOTO & INTERVIEW 馬渕磨理子 特集「日米暗号資産関連の政策に関する考察」「日本発ブロックチェーン図鑑」「Hyperliquidで巨額のポジション清算が発生! 想定できなかったあらたな分散型金融の危機」「大注目の日本発、生成AIスタートアップ「Sakana AI」」「リセッションに備えよ─ 金融とアノマリーの相関性─」 Crypto Journey 「“論破王”からみたWeb3.0」 ひろゆき Interview 特別連載 仮想NISHI 「暗号資産の相場動向と読み解くポイント」 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等