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金融・経済

【NEWS】ブラジル最大手銀行イタウ、ビットコインとイーサリアムの取引サービス開始

里見 晃
2023/12/06

ブラジル最大手銀行がデジタル資産市場に初参入

ブラジルの最大手銀行イタウ・ウニバンコ(ITUB4.SA)は4日、投資プラットフォーム・IONの顧客向けに暗号資産(仮想通貨)取引サービスを開始した。ロイター通信などが報じた。

ブラジル最大の金融業者がデジタル資産市場に参入するのは初めて。最初はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の取引を開始する。

イタウが提供する暗号資産取引サービスは、規制上、IONに登録した顧客のみ利用できる。初期段階では、IONに登録したユーザーは10レアル(約300円)から暗号資産を購入できるという。

今後、イタウは暗号資産取引所MBや投資銀行BTGパクチュアルのデジタル資産部門Mynt、Nubankなどほかの金融機関や、バイナンスのような既存の大手暗号資産取引所等が競合相手となる。

今年5月、イタウは暗号資産市場に参入するとの報道が出た後、6月にブラジル暗号資産経済協会に加入していた。

イタウのデジタル資産責任者であるグト・アントゥネス(Guto Antunes)氏は「当社は成熟した市場に参入した。まずビットコインから始めるが、私たちの包括的な戦略計画では、将来的にほかの暗号資産にも拡大していく」と述べた。


暗号資産の入出金は現段階で対応せず


IONで取引される暗号資産の保管はイタウによって管理され、資産の隔離は確保されているが、暗号資産ウォレットの秘密鍵へのアクセスについては保留であるとしている。ハッキング被害のリスクなどについて検討中とのことだ。

アンチェス氏によると、初期段階では外部からイタウの口座にビットコインやイーサリアムの入金、そして暗号資産ウォレットへの出金はできないという。

銀行として顧客が資金を従来の銀行口座に保管している時に経験する安全性を例にあげ、投資額を保護するためにバランスシートの安全性を約束した。また、「私たちは成長し、トークン化された方法で銀行を利用する世代だ」とも付け加えた。

イタウはブラジル初のCBDC(中央銀行デジタル通貨)「Drex」を実装するパイロットプロジェクトにも参加しており、暗号資産ファンドも立ち上げている。

イタウの暗号資産領域への参入は、地元企業2社が暗号資産市場から撤退すると発表してから1ヵ月後に行われた。仲介・投資企業XPは暗号資産取引サービスを停止する理由について明らかにしていないが、複合企業J&F傘下の金融サービス企業PicPayは、規制上の不確実性をあげていた。

参考:ロイター
画像:Shutterstock


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