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「Rain Tree(レインツリー)」と「Global Entertainment Token(GET)」のあらたな挑戦 特別対談を独占取材

2025/03/28 12:01 (2025/04/25 12:17 更新)
Iolite 編集部
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「Rain Tree(レインツリー)」と「Global Entertainment Token(GET)」のあらたな挑戦 特別対談を独占取材

はじめに Web3.0とエンタメ業界の融合がもたらす未来とは

司会:本日は、暗号資産業界とエンターテイメント業界のコラボレーションについてお話を伺うため、「GET Entertainment Inc.」のPRマネージャーであるSEIHOさん、そして「Rain Tree (レインツリー)」のトークンアンバサダーの2名、新野楓果さん、加藤柊さんにお越しいただきました。

Rain Treeといえば、秋元康さん総合プロデュースのガールズグループで、2025年1月29日にキングレコードから1stデジタルデビューシングルを配信したばかり。これからの活躍が期待されるグループです。

そして先日発表されたGETと株式会社オーバースのアライアンスでは、Web3.0の力を活かしてあたらしいエンタメの形を生み出していくということで、業界内外で大きな話題になっています。

発表後にはGETのSNSが急成長し、Telegramで2万人、X(旧Twitter)でも3万人以上の海外ユーザーが増加しました。

今日は、このアライアンスがもたらす未来について、たっぷりお話を聞いていきます。皆さん、よろしくお願いします。

全員:よろしくお願いします!

GETとは? エンタメ業界に特化したWeb3.0プロジェクトの全貌

GET SEIHO image

──まずはGETのPRマネージャー SEIHOさんにお聞きします。GETとはどんなプロジェクトなのでしょうか?

SEIHO:GETは、「Global Entertainment Token(以下、GET)」の頭文字を取った名称で、エンターテイメント業界に特化したWeb3.0プラットフォームと、そこで利用されるトークンを指しており、アーティストやクリエイターとファンがより直接的に、自由につながるコミュニティを作ることを目的としたプロジェクトです。

GETプラットフォームには様々な機能がありますが、たとえばクラウドファンディング機能を利用して、GETトークンホルダーが武道館をレンタルしRain Treeの皆さんにライブをしてもらう、というような展開もあると思います。

そのときはライブチケットのNFT化もGETプラットフォーム上で行いましょう。NFT化によって紙のチケットより2次流通が活発になりますが、売買が発生すれば価格の一部はRain Treeに還元する仕組みを作ることができます。

さらに、エンターテイメントプロジェクトはGETのエコシステムに参加することにより、グローバル展開が可能になります。

従来、アーティストやクリエイターが海外のファンとつながるには、現地でのイベント開催や物販などが必要でした。しかし、GETの仕組みを活用すれば、世界中どこからでもトークンを通じて応援したり、デジタルコンテンツを楽しんだりできるようになります。

──なるほど。これまでのエンタメ業界では難しかった、ファン主導のアイドル活動や、国を超えたファンとの直接的なつながりが実現できるということですね。

SEIHO:そうですね。特に、Rain Treeのようにデジタルデビューを果たしたばかりのグループにとっては、日本だけでなく、海外のファンにも直接リーチできるのが大きなメリットだと考えています。

「Rain Tree(レインツリー)」のメンバーが語る、Web3.0との出会いと可能性

Rain Tree image

──Rain Treeの皆さんは、GETとのアライアンスをどう受け止めていますか?

新野楓果(以下、新野):楽しみな気持ちでいっぱいです。私たちも先月の1月29日にデビューしたばかりで、まだRain Treeを知らない方がほとんどなので、あたらしい技術を通して、たくさんの方に知っていただけるきっかけになったら嬉しいなと思います。

加藤柊(以下、加藤):私はアイドルってすごく“つながり”が大切と思っています。先日FCイベントを行いましたが、今後はNFTを持っている方だけが参加できるような特別なイベントにもチャレンジしてみたいなとすごく思います。

──ファンの人にとっても、推しの成長を特別な形で記録できるのは嬉しいですね。GETには、ほかのエンターテイメント領域のプロジェクトも参加しているようですが、Rain Treeの皆さんがほかのプロジェクトとコラボレーションする機会も今後あるのでしょうか?

SEIHO:もちろんです。現在、映画やゲーム、ファッションイベント、スポーツなどの運営会社とコラボレーションの企画を進めています。

近い将来、Rain Treeのメンバーが映画出演や、ゲームのキャラクターボイスに起用されたり、ランウェイに登場したり、チームマスコットになったり、さまざまな分野で活躍できる姿がみられるかもしれません。

新野:素敵ですね!Rain Treeのメンバー17名、アニメが好きな子もいれば、映画が好きな子もいるし、ゲームが得意な子もいます。

それぞれ個性も才能も豊かなので、活動の幅が広がるような機会をいただけると嬉しいなと思います。

Web3.0とファンの“つながり”:NFTイベントや投票機能の未来

Rain Tree image2

──新野さんの好きな分野はなんですか?

新野:やっぱりアイドルです。「元AKB48」さんの板野友美さんをきっかけにアイドルに憧れて、「乃木坂46」さんも大好きです。私がアイドルを目指そうと思ったきっかけでもありますね。

──加藤さんはいかがでしょう?

加藤:私はダンスがすごく好きで、「D.LEAGUE」のようなプロダンスリーグもよく見たりするので、GETを活用した投票機能が備わったら楽しみ方が増えて面白そうだなと思います。

新野:Web3.0とかNFTって、ちょっと難しそうなイメージがありますが、ファンの皆さんが簡単に参加できる仕組みってありますか?

SEIHO:まさに今、「GET専用ウォレット」を開発中で、まもなくリリース予定です。

このウォレットは、誰でも簡単に使えることを最優先に設計されています。簡単に自分のウォレットを作れる、持てる、操作できる、というコンセプトで開発中です。ワンタップでNFTを保有し楽しめるような仕組みを作っています。

また、ウォレットからGETプラットフォームにシームレスにアクセスできるような仕組みを構築中なので、GETウォレットで持っているトークンやNFTを確認しつつ、そのままそこからRain Treeのグッズを購入できたり、投票や投げ銭を行うことができたりというような利便性を追求した仕組みを考えております。

海外ファンが急増中!GETと秋元康プロデュースのグループが注目される理由

加藤:私たち「Rain Tree」や「WHITE SCORPION」というオーバースのグループは、今はまだ海外向けに大々的なプロモーションをしていないのですが、アライアンス発表のあと、海外の方々が一気にGETのSNSに集まったと聞きました。それって、どうしてですか?

SEIHO:海外には、日本のアイドルの潜在的なファンが多くいると想定していましたが、正直なところ、これだけのフォロワー増加は我々としても予想以上の収穫でした。海外で日本のアイドル産業への注目度が非常に高いということが数字として表れましたね。

GETは、エンターテイメント業界に特化したWeb3.0プロジェクトということで、すでに海外の投資家やトークンホルダーの間で認知が広がってきていることを実感しています。特に、「次にどの業界にブロックチェーンが本格導入されるのか」を見極めている人たちが、エンターテイメント分野に注目しているようです。

オーバースのグループは、「日本でもっとも有名なプロデューサーでもある秋元康さんの新ガールズグループ」ということで海外のWeb3.0コミュニティでも話題になっています。その結果、多くの海外ユーザーがGETのSNSに流入した、と考えております。

新野:ありがたいことに、「SHOWROOM」での配信を通して、英語でコメントをいただけることがあるのですが、物理的に距離がある方だとなかなか会えることも少ないです。

ただ先日、オンラインお話し会というイベントでマカオから参加してくださった方がいて、お互いの言語が違うので話している内容は正確にはわからないながらも、すごく嬉しかったという出来事がありました。

加藤:私もTikTokでダンス動画をあげたりするのですが、本当に海外の方からたくさんのコメントをいただくこともあって、やっぱりみてくださっているんだなっていう印象持っています。

まとめ Web3.0時代のあたらしい“推し活”を一緒に創っていこう

──最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

新野:Rain Treeはまだスタートしたばかりですが、これからどんどん成長していけるように私たちも頑張っていくので、ぜひWeb3.0を通して一緒に盛り上げてくださったら嬉しいなと思います!

加藤:Web3.0って最初に聞いた時には難しそうなイメージを持っていましたが、勉強していくうちに、新たな推し活の形として選択肢が増えることがわかりました。私たちも活動のなかで、どんどんあたらしいテクノロジーを取り入れていけたらいいなと思うので、ぜひ皆さんも体験してみてほしいです。

SEIHO:GETは、エンターテイメント×ブロックチェーンの未来を作るプロジェクトです。アイドルの皆さんと一緒に、あたらしいファンコミュニティーの形を築いていくので、ぜひ注目してください。


Profile

GET SEIHO image2

◉SEIHO

2016年に証券業界でキャリアをスタートし、地場証券会社にて3年間営業職として新規開拓業務に従事。その後、暗号資産業界に転身し、マネーパートナーズグループ傘下のコイネージや、ディーカレット、Amber Japanといった複数の暗号資産交換業者でトレーディング、ディーリング、デューデリジェンス、資金業務などを担当。2023年1月にcoinbookへ転じ、システム、セールス、トレーディングなど、複数部署を兼任。2024年11月より、GET Projectにてあらたなチャレンジをスタート。GETではPR・広報、営業周りを担当。プロジェクトの認知拡大のため、営業企画、SNS運用、取材対応、イベント参加などに取り組む。現在、10名弱の事務局+開発チームという体制でプロジェクトを推進中。

Rain Tree image3

◉左:新野 楓果、右:加藤 柊

“IDOL3.0 PROJECTオーディション”最終審査に残った17名の候補者で結成されたグループ「Rain Tree」。当初の活動名“FINALIST”を改め、秋元康氏総合プロデュース新ガールズグループ『Rain Tree』として、2025年1月にデビューした。


スタッフ

取材・文 ◉ Noriaki Yagi
フォトグラファー ◉ @linejka


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