国内暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japanは30日、起業家の豊崎亜里紗氏があらたな代表に就任すると発表した。豊崎氏は7月1日付でゼネラルマネージャー(代表取締役)に就任し、現代表の千野剛司氏はあらたに名誉会長兼取締役に就任する。
豊崎氏の就任にあたり、千野氏は「豊崎氏のリーダーシップのもとで、今後のBinance Japanがさらなる発展を遂げていくことを確信している」とコメント。さらに、昨年実現したPayPayとの提携に触れ「豊崎体制に移行してから今後ますますパートナーシップは加速する」と述べた。
また、豊崎氏は記者会見で、「これからBinance Japanは成長フェーズに入ってくる。質の高いユーザー獲得と、事業性の拡大に重きを置く」と今後の方針を語った。
獲得を目指すユーザーとしては、既存の金融領域で取引を行う層を主なターゲットとし、暗号資産に関する教育も行なっていくという。加えて、個人向け及び企業向けそれぞれに適した新製品やアプローチを両輪で行っていくとしている。
今後の戦略について、豊崎氏は「3本の柱」を提示。具体的には、「信頼の基盤」「PayPayとの協業」「新製品展開」を掲げている。
特に信頼の基盤を強固なものとする上で、「最も優れたデジタル資産プラットフォームを提供し、日本経済の未来を作りたい。日本はこれからますます成長していく。そのなかで我々の会社ができることを1番に考えていきたい」と抱負を述べた。
取り組んでいきたいこととして、豊崎氏は自身のバックボーンを活かしたDeFiサービスを一例としてあげた。一方、具体的なサービスリリースについては当面考えておらず、まずは規制に準拠した取引所運営に注力する姿勢をみせた。
豊崎氏はUSB証券香港やGoogle日本法人を経て、2022年にDeFiサービス「Cega」を創業。2025年に事業売却している。
画像:Iolite
関連記事
世界No.1 DeFiサービス「Cega Finance」豊崎亜里紗独占インタビュー
分岐点を迎える日本市場でさらなる躍進へ Binance Japanが描く2026年の戦略 —— 千野剛司 インタビュー