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【NEWS】アバランチ、大型アップグレード「Avalanche 9000」をテストネットで稼働開始

2024/11/27Iolite 編集部
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【NEWS】アバランチ、大型アップグレード「Avalanche 9000」をテストネットで稼働開始

助成金プログラム「Retro9000」も開始

レイヤー1ブロックチェーン・アバランチ(AVAX)は26日、大型アップグレード「Avalanche 9000」の稼働をテストネットで開始したと発表した。

アバランチはテストネットでのAvalanche 9000の稼働開始に伴い、4,000万ドル(約60億円)規模の助成金プログラム「Retro9000」もビルダーコミュニティ向けに正式公開した。Retro9000は、Avalanche9000のテストネット上で重要な開発者ツールを構築する開発者を対象として報酬を付与するという。

Avalanche 9000の注目点

今回テストネットで公開されたAvalanche 9000は、アバランチにおいて最大規模のアップグレードとなる。アバランチの導入コストを99.9%削減するほか、ACP-77及びACP-125を中心としたアバランチの改善提案も盛り込まれる。

注目されるACP-77では、アバランチのサブネットを構築する際に必要となっていた2,000AVAX (約1,305万円)のステーキングが不要となる。これにより、バリデータの参入障壁が大幅に引き下げられ、より多くのサブネットが立ち上げられる可能性が高まる。なお、このアップグレードを通じてサブネットは「Avalanche L1 blockchains(L1s)」に名称が変わる予定だ。

また、ACP-125ではアバランチのガス代(ネットワーク手数料)が25nAVAXから1nAVAXへと大幅に引き下げられる。今後、現状のガス代と比較してわずか4%を支払うだけで取引を行うことが可能となる見込みだ。

発表によると、すでに500を超えるプロジェクトがL1sで開発されているという。L1sはコミュニティが運営するゲームや中小企業向けの決済ソリューション、機関による研究にまで及んでいるとし、あらたな分野への拡大も続いていると説明している。

アバランチを採用する動きは加速しており、先日もサントリーがアバランチ上で発行したNFT付きビールを発売することが明らかになっている。

参考:発表
画像:Shutterstock

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