また、ビットワイズは来年、暗号資産関連企業によるIPOが相次ぐ年になると予測している。少なくとも5つのユニコーン企業が誕生するとし、サークル(Circle)、フィギュア(Figure)、クラーケン(Kraken)、アンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)、チェイナリシス(Chainalysis)の名を候補としてあげた。暗号資産の市況を始め、取り巻く環境が前向きに変化していることを要因として説明している。
さらに、暗号資産取引所コインベース(Coinbase)がS&P 500 に、マイクロストラテジー(MicroStrategy)がナスダック100に採用されるだろうと予測を立てている。マイクロストラテジーについては、早ければ年内にもナスダック100に追加されるとの報道もある。また、コインベースの株価は700ドル(約10万7,000円)以上で取引されるだろうと述べた、
さらに、ビットワイズは少々先の未来として、2029年のビットコイン価格も予測。この年がビットコイン誕生から20年の節目の年であるとし、半減期に伴う周期も踏まえると、金の市場規模を超え1BTCあたり100万ドル(約1億5,200万円)に達するとの見立てを立てた。
このほか、ビットワイズは下記のようにトピックをあげている。
- AI エージェントによって発行されたトークンは、2024 年よりもさらに大きなミームコイン熱の先駆けとなる
- ビットコインの保有国の数
- 米労働省が401(k)プランにおける暗号資産に対するガイドラインを緩和することで、数十億ドルが暗号資産に流入するようになる
- 米国がステーブルコインの法規制を行うことで、ステーブルコインの時価総額は4,000億ドル(約61兆円)に倍増する
- ウォール街の暗号資産への関心が高まるにつれ、現実世界資産 (RWA) トークンの価値は 500 億ドル(約7兆6,500億円)を超える
ビットワイズも昨年も同時期に2024年の予測レポートを公開しており、ビットコイン価格について8万ドル(当時約1,135万円)を超え、史上最高値を付けると述べていた。
参考:レポート
画像:Shutterstock
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