イーサリアム価格急騰 ブラックロックのステーキングETFへの期待高まる

2025/12/10 12:17 (2025/12/10 12:33 更新)
Shogo Kurobe
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イーサリアム価格急騰 ブラックロックのステーキングETFへの期待高まる

ステーキングETFなどを背景に機関投資家の関心集める

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)は10日、記事執筆時点で前日比7%上昇した。ビットコイン(BTC)を上回る上昇となり、暗号資産市場の全面高を支えている。

主要因となっているのは、資産運用大手BlackRock(ブラックロック)によるイーサリアムのステーキングETFを申請だ。このETFは「iShares Staked Ethereum Trust」の名称で米SEC(証券取引委員会)に申請され、上場後にはティッカー「ETHB」で取引される予定となっている。

ETHBはすでにBlackRockが提供しているイーサリアム現物ETF「ETHA」とは別のETFとして取引される。投資家はETFを通じてステーキングによる報酬を得ることができるようになることから、SECの承認後にはETHBへの資金流入が顕著にみられるものとみられる。

現在、イーサリアムやソラナ(SOL)などの現物ETFを提供する発行会社によるステーキングETF申請が相次いでいる。また、資産運用大手のVanguard(バンガード)が現物ETF取引を解禁したことや、大手金融機関による暗号資産ETFの組み入れなどもポジティブな要因となっている。

イーサリアム現物ETFへの資金流入も価格上昇を後押ししている。9日のETHAにはおよそ3,600万ドル(約56億円)の純流入がみられた。暗号資産市場がビットコインを中心に軟調な推移をみせるなか、ステーキングETFなどを背景にイーサリアムが機関投資家の関心を集めつつあることをあらわしている。

大型アップグレード「フサカ(Fusaka)」などもポジティブに

イーサリアムを巡っては、今月4日に大型アップグレード「フサカ(Fusaka)」が実装された。このアップグレードではレイヤー2における取引速度向上と手数料削減に向けた提案が実装され、イーサリアム全体のスケーラビリティが強化された。

また、引き続きステーブルコインやDeFi(分散型金融)を取り巻く需要増もポジティブに働いている。これらにはイーサリアムネットワークを活用したプロジェクトが多く、今後も安定した需要が見込まれていることから、イーサリアムの価格面にも寄与しているとみられる。

画像:Shutterstock

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