JCBA(一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会)は16日、あらたにブロックチェーンゲーム部会を発足させることを発表した。
ブロックチェーンゲーム部会を発足するにあたり、スクウェア・エニックスやコナミ、セガなどの国内大手ゲーム企業らが参加した。また、暗号資産(仮想通貨)交換業社としてコインチェックも参加している。
JCBAは発表で、近年ゲーム内で暗号資産やNFTを活用するブロックチェーンゲームの登場であらたなゲームタイトルの開発に挑戦するクリエイターが出てきているとする一方、法律・税務・会計・セキュリティなどを順守しながら進めることが求められるため、クリエイティブとユーザーに集中して開発できる環境が整っていないと指摘する。
その上で、部会の設立に伴いブロックチェーンゲームが対峙する課題を整理し、課題解決に向けた提言を業界横断で行うことで、クリエイターがゲームを創ることに集中できる環境を整備すると説明。また、ブロックチェーンゲームというあたらしいエンターテインメントの型をみつけ、暗号資産とゲーム産業のあたらしい領域として適切かつ健全に広めていくことを目指すと述べている。
なお、部会長にはコインチェックの社長である井坂友之氏が就任。副部会長にはスクウェア・エニックスのブロックチェーン・エンタテインメントディビジョンディレクターである畑圭輔氏が就いた。
今後、ブロックチェーンゲームのビジネスモデルや周辺事業の課題解決、また集客や会計、税務、法律など多岐にわたるテーマを設定して議論し、提言を公表していくとしている。
参考:発表
画像:発表より引用
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