提携発表に際し、関係各社の代表はWeb3.0分野で企業価値向上を目指す展望を語っている。
AIフュージョンキャピタルグループ代表取締役社長の澤田 大輔氏は、AIが牽引する第4次産業革命の潮流においてブロックチェーン技術を重要な柱と位置付けており、今年度から本格的にWeb3.0事業に参入したと説明。
博報堂グループのWeb3.0領域を担う博報堂キースリーとの提携を「大変嬉しく思う」とし、本提携によって一般企業へのWeb3.0事業の普及を加速し、日本の成長を支える一翼を担っていきたいとの考えを示した。
MWM代表取締役社長の八角大輔氏も、今回の戦略的提携によりDAT事業を検討する一般企業にコンサルティング提供が可能になることを歓迎している。
財務基盤の強化や企業価値向上などDAT導入の目的はさまざまだが、博報堂キースリーとの共同コンサル展開によって一層深く多様なニーズに応えられると期待。
取得した暗号資産を「ただ保管するのではなく原資として運用することで更なる価値向上を実現することがMWMの専門領域」である一方、Web3.0事業は普及途上かつ技術的にも難解で、それを対外的にどう伝えるかが企業価値向上の重要要素だと指摘。
博報堂キースリーの知見による支援がその点でも大きな意義を持つと強調した。
博報堂キースリー社長の重松 俊範氏は、テクノロジーの進化により金融商品だけでなくコンサートチケットや地域貢献活動の履歴、個人の創作物までもがデジタル資産としてオンチェーン化され流通する時代が始まっていると述べ、日本がこのあたらしい経済圏で後れを取るわけにはいかないと強調した。
今回の提携は、国内企業が安心してデジタル資産を保有・活用できる環境を整える取り組みであり、広告・マーケティングと金融の知見を融合させることで企業と生活者が共にあらたな価値循環を生み出していく挑戦に繋がるとの期待を示している。
参考:AIフュージョンキャピタルグループ株式会社
画像:プレスリリースより引用
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