ポリゴンラボ(PolygonLabs)は5日、ネイティブトークンをMATICからPOLに移行したことを発表した。今後、Polygon POSで行われるすべてのトランザクションでは、ネイティブガストークンとしてPOLが使用される。
イーサリアム(ETH)スケーリングネットワークは長年にわたり使用されてきたMATICからPOLへの移行を完了し、POLがネットワークのネイティブトークンとなる。この移行は、Polygon2.0ロードマップの不可欠な部分を形成する。
POL移行により、ポリゴンのネイティブトークンとしてのMATICは段階的に廃止される。
ポリゴンは7月のブログ投稿で、MATICに代わってPOLがポリゴンのメインのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)チェーンのネイティブガス、ステーキングトークンになると発表していた。
POLの移行は、Polygon2.0の基礎を築く。Polygon2.0は、相互運用可能なアプリケーション固有のブロックチェーンの独自のネットワークを備えた、ゼロ知識イーサリアム仮想マシン(zkEVM)システムへのポリゴンの進化のロードマップとなる。
ポリゴンによると、POLはネットワークにさらなるユーティリティをもたらす。MATICと同様、ステーキングに参加するポリゴンブロックチェーンバリデータは、POLを再ステーキングしてポリゴンネットワーク内のチェーンを保持することで報酬を得ることができる。
今後のアップデートでは、POLはPolygon2.0のコアコンポーネントである「AggLayer」とも呼ばれる、ポリゴンのより広範な「集約型」ネットワーク内のブロックチェーンを保護するために使用される。
AggLayerは、接続されたすべてのチェーンからゼロ知識証明を集約し、ほぼ瞬時のアトミックなクロスチェーントランザクションのセキュリティを確保すると、ポリゴンは1月にブログで投稿して説明していた。
ポリゴンによると、ポリゴンPoSチェーン上のMATIC保有者は、POL移行前になにもする必要はない。今まで保有しているMATICは自動的にPOLに変換させる。
一方、イーサリアムネットワーク上のMATIC保有者は、Polygon Portal Interfaceを介してトークンをPOLに移行できる。
Polygon zkEVMレイヤー2ネットワークまたは中央集権型取引所のMATIC保有者も、POLにアップグレードするために、イーサリアムへのブリッジなどなんらかの措置を取る必要が生じる場合もある。
移行の期限はない
すでに展開されている移行契約は、保有者が許可なしでイーサリアム上のMATICからPOLに切り替えるのに役立つ。ただし、ポリゴンはこのプロセスは上級ユーザー向けであると注意喚起している。
LedgerなどのハードウェアウォレットでMATICをERC-20トークンとして保有しているMATIC保有者は、ウォレットを使用して手動でPOLに変換する必要がある可能性があるが、ポリゴンはこの件に関して説明をまだしていない。
なお、現在イーサリアム及びPolygon zkeEVMのMATIC保有者がMATICをPOLに変換するのに期限はない。
しかし、ポリゴンによると、将来的にはポリゴンコミュニティに期限を設定する権限が与えられる可能性があるとも述べている。
参考:ポリゴンラボ
画像:Shutterstock
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