シンガポールを拠点としてGameFiプラットフォーム事業を手がけるDigital Entertainment Asset Pte.Ltd(DEA)は、リーフ・パブリケーションズが運営する日本酒のNFTマーケットプレイス「Sake World NFT」の海外展開を支援することを発表した。
DEAは、「Sake World NFT」で取り扱う日本酒NFTの販売・流通をゲームコンテンツを活用して促進する。
なお、「Sake World NFT」を活用した事業は、経済産業省の「令和5年度Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」における、テーマ①「現物資産や無形資産のデジタル化市場(発行・流通市場)構築」に採択されている。
DEAはリーフ・パブリケーションズと連携し、売上不振に苦しむ日本酒酒造の課題を解決すべく、日本酒の海外販売を促進するアイデアとして「利き酒 to Earn」プロジェクト構想を協議してきた。
今回、「Sake World NFT」を活用した事業が経済産業省に採択されたことを受け、シンガポールを中心として実証事業を展開することが決定した。
「Sake World NFT」は、通常の通販サイトのように日本酒を購入することができるほか、日本酒を熟成・保管し、個人間で売買することができる新しいマーケットプレイス。
特筆すべき特徴として、日本酒を含む酒類は、酒税法の規制により、原則として酒販類販売業免許を保有する者しか販売することができないが、本マーケットプレイスでは、免許を保有していない一般ユーザーでも売買することが可能となった点だ。
また、日本酒業界を盛り上げるため、一般ユーザー間での売買が成立した場合、日本酒を製造した酒蔵に対して取引額に一定のロイヤリティが収益として還元される仕組みを組み込んでいる。
GameFiプラットフォーム「PlayMining」
2018年8月に設立されたDEAは、Play to Earnゲームの開発会社であり、GameFiプラットフォーム「PlayMining」、NFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」、自社発行暗号資産「DEAPcoin(DEP)」、東京電力パワーグリッド・GGGとの共同タイトル「ピクトレ」を始めとする社会課題解決ゲームの運営を行っている。
3社のIPOを含むスタートアップ企業の設立、ヒットゲームの制作、ウェブテレビ番組の制作、NFTゲームに対する深い理解など、数十年にわたる経験に基づき、吉田直人氏と山田耕三氏の2人の共同CEOがチーム全体を牽引している。
PlayMiningは暗号資産DEP、NFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」、複数のPlay to Earnタイトルを柱とするGameFiプラットフォーム。現在、世界で260万人以上の会員を有しており、“誰もが「楽しみながら」生活できる経済社会を”をコンセプトとしてコンテンツの拡充とユーザー拡大を続けている。
参考:公式発表
画像:プレスリリース
関連記事
2023年に最もプレイされたブロックチェーンゲーム「キャプテン翼―RIVALS―」と発表
SBINFT、共通ポイント「Ponta」と提携 「SBINFT Market」で利用可能に