SBIホールディングスは7日、2025年3月期第3四半期(2024年4月~12月)の連結決算を発表した。収益は前年同期比で17.2%増の1兆133億9,400万円となり、過去最高を更新した。
SBIは要因について、金融サービス事業及び資産運用事業が堅調に推移したことに加え、投資事業や暗号資産(仮想通貨)事業の収益が伸長したことをあげている。暗号資産事業は昨年11月の米大統領選の結果を踏まえた市況を受け、第3四半期累計で過去最高を更新し、昨年同期比で103.5%の増加となる約628億円となった。また、税引前利益は前年同期比で786.9%増となる約181億円となっている。
暗号資産事業には暗号資産取引所SBI VCトレードやビットポイントに加え、マーケットメイカーのB2C2、暗号資産マイニング事業、HashHubが含まれている。B2C2は過去最高益を記録したほか、暗号資産取引所でも顧客基盤拡大が加速し、大幅な増収増益を達成したとしている。
また、Web3.0関連やバイオ・ヘルスケア等を含む次世代事業としてまとめているその他の事業については、約199億円の収益に対して、税引前利益は109億円の赤字となっている。SBIは業績ハイライトにて、Web3.0及びデジタルアセット等の先端技術領域は「未だ先行投資の段階」と述べた。
SBIは順調に顧客基盤を拡大させている暗号資産事業について、サービスを強化及び拡充する方針だ。決算発表資料によれば、SBI VCトレードとビットポイントの預かり残高は、今年1月末時点の合算で6,000億円超にのぼる。両社の口座数は合算して109万口座にのぼり、前四半期末比では15.3%増加した。
SBI VCトレードでは、来月にDMM Bitcoinの口座・資産移管を控えているが、これに際し、現在取り扱っていない14銘柄を追加する予定だ。DMM Bitcoinの口座・資産移管により、SBI VCトレードの口座数は約130万口座、預かり残高は約5,000億円に達する見込みとなっている。今後も取り扱い銘柄の拡充を図るほか、SBI VCトレードとビットポイントの特色を活かして提供サービスを差別化していくという。
参考:決算資料
画像:Shutterstock