ソニーは14日、グループ傘下のブロックチェーン関連会社であるソニー・ブロック・ソリューションズ・ラボ(Sony Block Solutions Labs)を通じて、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである「ソニューム(Soneium)」のメインネットを公開したと発表した。
ソニー・ブロック・ソリューションズ・ラボは昨年8月にソニュームの開発を発表し。その後、テストネットである「ソニュームミナト(Soneium Minato)」をリリース。発表によると、昨年9月に開始したインキュベーションプログラム「ソニュームスパーク(Soneium Spark)」において1,700件を超える応募から選考を勝ち抜いた32プロジェクトに加えて、クリエイターによる多数のアプリが存在するという。
テストネットの段階でゲームやNFT、ソーシャルアプリなどのエンタテインメント関連や金融関連のアプリが開始され、1,400万を超えるアカウント数及び、4,700万を超えるトランザクション数を記録しているようだ。
ソニーはソニュームのメインネット公開に加え、暗号資産(仮想通貨)取引サービス「S.BLOX」及びNFTを活用した「Fan Marketing Platform」のリリースについても発表した。これらの3つによる包括的なWeb3.0ソリューションを提供することで、クリエイターのクリエイティビティの拡張や、ファンコミュニティへのエンゲージメント強化のサポートに取り組むとしている。
S.BLOXは昨年7月、アンバージャパン(Amber Japan)が運営する暗号資産取引サービス・ホエールフィン(WhaleFin)を、ソニーグループの子会社であるQuetta Web社が買収する形で誕生。ホエールフィンのサービスを大幅にリニューアルする形でリリースすることが発表されていた。S.BLOXについても14日付でリリースされ、UI画面のデザイン刷新や今後モバイルアプリのリリースや対応通貨の拡充により、使いやすいサービスの提供を予定しているという。
また、Fan Marketing PlatformはソニーグループのSNFTを通じて、2月以降順次サービスをリリースしていくと説明している。NFT施策を実行する企業向けに提供するプラットフォームとして、NFTを活用したファンエンゲージメント施策の実行から分析までワンストップで支援する。
ソニーがWeb3.0関連サービスを提供していく上で焦点をあてているのが、エンタメ領域での活用だ。
ソニーはクリエイター活用の多様化が進むなかで、Web3.0におけるコンテンツがよりインタラクティブ性を高め、ファンとクリエイターの接点が増強されることが予想されると考える。その上で、Web3.0ソリューションを包括的に手がけ、クリエイターやファンがメリットを享受できるユースケースを提供することを目指していくと述べている。