Web3.0フィットネスゲームの「STEPN GO」は5日、スポーツブランド大手のアディダス(Adidas)とコラボした実物のランニングシューズを発売すると発表した。
このシューズはアディダスが展開する「Ultraboost 5」シリーズの1つとして展開され、1,200足限定での発売となる。STEPN GOは発表で、「2つのブランドがデジタルと現実世界の両方でファッションの限界を押し広げていることを強調するものだ」と述べている。
この限定シューズはSTEPN GOを手がけるFSLのNFTマーケットプレイス「MOOAR(ムーア)」でのみ購入が可能だ。13日から17日にかけて抽選が行われ、当選者は来月6日から22日までの間で受け取ることができるという。また、当選したシューズの色はランダムに振り分けられ、それぞれにユニークかつサプライズな要素を加えているとしている。
今回の取り組みについて、FSLのCEOであるシティ・マンガーニ(Shiti Manghani)氏は「限定シューズの発売はアディダスとのパートナーシップにおける決定的な瞬間」と述べた上で、「私たちはデジタルコレクタブルから人々が着用できる現実的な製品に移行し、Web3.0スペースがどれだけ進化したかを示している。このコラボレーションは、フィットネス、デジタル資産、現実世界の製品を融合する可能性を示したものだ」と語った。
また、アディダススタジオのVP兼GMであるエリカ・スニード=ワイクス(Erika Wykes-Sneyd)氏は「このコラボレーションはフィットネスに取り組むあたらしい方法をもたらすだけでなく、物理的な世界とデジタル世界の両方で可能性を押し広げるやりがいのある体験を提供する」と述べている。